【ボートレース】津田陸翔「目標はA1級と初優勝」~若松ルーキーシリーズ

AI要約

若手ボートレーサー津田陸翔の経歴と夢について。高校卒業後、野球を終えた彼がボートレーサーとして活躍するまでの過程を紹介。

津田陸翔の目標であるA1級昇格と初優勝、さらにトップルーキーになるための努力について。

ヤングダービーの開催地が地元・宮島に決まったことで、津田陸翔が更なる活躍を目指す意気込みについて。

【ボートレース】津田陸翔「目標はA1級と初優勝」~若松ルーキーシリーズ

◆ルーキーシリーズ第9戦 植木通彦フェニックスカップ 第24回スカパー!・JLC杯(15日・ボートレース若松5日目)

 津田 陸翔(23)=広島(6、10Rに出走)

 ボートレーサーは学生時代に野球をやっていた選手が多い。その中の一人で、小学4年に始め、可部高校へ進学。強豪校に敗れはしたものの、内野手として活躍した。ただ、太れない体質のため、高校卒業と同時に野球も終えた。

 その後、体育教師を目指して広島文化大へ進んだが、転機はいきなり訪れた。大学1年のとき、ボートレース宮島へ友人と観戦に行き、水上のバトルに一目ぼれ。そして、次の日には両親を説得してボートレーサー養成所の資料を請求したほどだった。「両親は養成所の高い倍率で落ちると思っていたらしいけど、一発合格でしたから」と当時を懐かしむ。

 厳しい養成所での訓練、生活は野球で培ってきた体力と根性でクリアした。デビュー後も出世街道をしっかり歩み、7月からA2級へ昇級。師匠の新田泰章からは、「優勝できる準備はできている。気負わずに頑張れ」とエールを送られている。

 「今の目標はA1級と初優勝。トップルーキーにもなりたいですね」と夢はふくらむ。また、来年9月に、プレミアムG1第12回ヤングダービーが地元・宮島での開催に決まったのも発奮の材料だ。

 若松は4月のミッドナイトレースでデビュー初優出を決めた地でもある。今節コンビを組む16号機は間違いなく噴いている。予選は7戦して3勝を挙げ、5位で突破した。準優勝戦(10R)でも勢いのあるところを見せる。