ドジャース5点差守れず、まさかの延長10回サヨナラ負け、満弾被弾 大谷翔平米通算200号一時勝ち越し弾も
大谷翔平投手がメジャー通算200号本塁打を達成し、勝ち越しのソロホームランを放つも、チームは逆転サヨナラ負けを喫した。
大谷は試合中に3打席目で記念本塁打を放ち、計6打数2安打3打点の活躍を見せたが、チームの敗北を阻めなかった。
メジャー通算200号本塁打の日本人記録を達成した大谷は、今シーズンの本塁打数も29本に伸ばし、シーズン30本、日米通算250本に向けて迫る状況となっている。
◆米大リーグ タイガース11×―9ドジャース(13日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、敵地・タイガース戦に「1番・指名打者」でフル出場し、日本人初のメジャー通算200号となる一時勝ち越しの29号ソロを放ったが、9回を5点リードして迎えたが守れず延長10回に1死満塁で内野5人シフトを敷いたが、元エンゼルスのウルシェラにサヨナラ満塁打を浴びた。
節目のアーチが出たのは、2―2で同点の5回先頭の3打席目。1ボールから、先発右腕・モンテロの88・5マイル(約142・4キロ)のチェンジアップを振り抜くと、右翼ポール際へ一時勝ち越しとなる29号ソロをたたき込んだ。日本人初となるメジャー通算200号の節目の一発は、打球速度は107・8マイル(約173・5キロ)、打球角度は24度で、飛距離は373フィート(約114メートル)だった。本塁打キングを独走する29号。4年連続4度目のシーズン30号にも王手をかけ、日米通算250号にもあと2本と迫った。
初回先頭の1打席目も右翼線へ三塁打。先制のホームを踏んだ。2打席目は空振り三振に倒れたが、3打席目は勝ち越しのソロ。前日の9回に続き、今季初めて2試合連続で決勝の勝ち越し打を放った。1点リードの6回無死一、三塁では二ゴロで打点が記録され、リードを広げる貴重な打点をたたき出した。4点リードの8回先頭の5打席目も四球で出塁。二盗を決めて、フリーマンのやや浅めの中飛でスタートを切って本塁に生還した。
だが、ドジャースは5点リードの9回に5番手バナスコが3連打を浴びて3点差に迫られると1死も奪えず降板。守護神フィリップスを投入して2死を奪ったが、適時打と同点弾を浴びて追いつかれた。無死二塁から始まるタイブレークの延長10回は1死二塁で6打席目に立ったが申告敬遠。1死満塁とチャンスを広げたが、フリーマンが遊併打に倒れて勝ち越せなかった。
◇日本人のメジャー通算本塁打数上位
(1)200 大谷翔平
(2)175 松井秀喜
(3)117 イチロー
(4)48 城島健司
(5)46 鈴木誠也
(6)44 井口資仁
(7)42 福留孝介
◇大谷の年度別本塁打数
▽18年 22本
▽19年 18本
▽20年 7本
▽21年 46本
▽22年 34本
▽23年 44本
▽24年 29本