【スターダム】S・キッド ついに天咲光由の〝懐柔〟成功「一緒に強くなろう」

AI要約

女子プロレス団体「スターダム」で起きたスターライト・キッドと天咲光由の対戦を通じた加入交渉の模様を要約すると、キッドが天咲を脚殺しで追い詰め、最後は黒虎脚殺でタップを奪う展開となった。

キッドは厳しさを伝えるが、天咲も新たな気持ちで強くなりたいと表明し、キッドとの抱擁を交わすことで新世代ユニットの始動が確定した。

今後は、キッド、鈴季、星来、AZM、天咲の5人による新ユニットが活動することが期待される。

【スターダム】S・キッド ついに天咲光由の〝懐柔〟成功「一緒に強くなろう」

 まさに「落としの黒虎」だ。女子プロレス「スターダム」のスターライト・キッドが、天咲光由(22)の〝懐柔〟に成功した。

 12日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会で2人は、シングルマッチで対戦した。大江戸隊との最終決戦に敗れた「クイーンズ・クエスト(QQ)」は上谷沙弥以外のAZM、妃南、レディ・C、天咲が強制追放に。鈴季すず、星来芽依と共闘したキッドはAZMと天咲にも加入を促していたが、QQへの未練があり態度を決めかねていたのが天咲だった。

 大会のセミで組まれた一戦で、キッドは得意の脚殺しを敢行。左ヒザからマットに叩きつけると、さらに踏みつけから、左ヒザ上へのその場跳びムーンサルトで追撃だ。

 だが、10分過ぎには各種DDTでマットに叩きつけられ、驚異的な粘りを見せる天咲を仕留めきれない。ならばと右脚を捕獲してストレッチマフラーホールドへ。これはロープに逃げられたが、ダメージで走ることすらできなくなった天咲にたたみかけた。

 15分過ぎにカウンターの天橋立をカウント2で切り返すと、キッチャーマンから再びストレッチマフラーへ。そのまま首もロックする黒虎脚殺へと移行し、タップを奪った。

 試合後、マイクを握ったキッドは「新ユニットは同世代だらけ。だけど仲良しこよしってわけではなく、ライバルもいるし、ここぞとなれば思い切り戦う。まだ光由は加入してはないけど、今日、私はそう思って厳しく光由と戦ったんだよ。気持ち、伝わった?」と問いかける。

 すると天咲は「厳しさ、すごく伝わった。でも同時に、今のままじゃ無理だって思い知らされた。今までの天咲光由とは違う、新しい天咲光由を見つけたいし、新しくなりたい、強くなりたい、新しい場所でテッペンに咲きたい。これからお願いします」と表明した。

 見事に口説き落としたキッドは思わずガッツポーズ。「自分の意思で伝えてくれてありがとう。一緒に強くなろう」と手を差し出し、熱い抱擁を交わした。これで新世代ユニットは、キッド、鈴季、星来、AZM、天咲の5人で始動することが確実となった。