粘りの投球に充実感 小島、7回無失点―プロ野球・ロッテ
ロッテの小島は七回まで7安打を浴びながら無失点。6月以降の崩れる試合から良い投球を披露し、充実感を感じつつピンチをしのぐ。
六回にはピンチを乗り越える粘り強い投球を見せ、勝負所で空振り三振を奪い、チームに勝利に繋げる。
先発左腕としての役割を果たし、自身の向上心やチームへの貢献意欲を示す小島。さらなる成長を期す姿勢を見せる。
ロッテの小島は七回まで7安打を浴びながら無失点。
「久しぶりに良い投球ができた。焦らずに一球一球丁寧に投げようと思って、うまくゼロでいけた」。6月以降は崩れる試合が多かっただけに、言葉の随所に充実感がにじんだ。
六回が粘りの投球の真骨頂だった。西川、森の連打で無死一、二塁のピンチを招いた後、続く紅林との対戦。2ボール2ストライクから最後は内角に146キロの直球をずどんと投げ込んで空振り三振に仕留めた。吉井監督は「勝負に勝った。あそこがキーだった」。
「投げ急ぐことなくしっかりと打者と対峙(たいじ)して、いい緊張感といい集中力があった」と小島。続く頓宮も直球で左飛。杉本は歩かせたが、大里をフルカウントから低めの直球で見逃し三振に仕留め、雄たけびを上げた。
先発の役割を十分に果たした左腕は「もう1イニング頼むと言われるぐらい、もう少し信頼して投げさせてもらえるように頑張りたい」。さらなる向上を誓った。