【特集】車いすバスケットボール女子日本代表 小島瑠莉 16歳で挑む夢の大舞台

AI要約

小島瑠莉選手は、関西を拠点に活動する女子車いすバスケットボールチームカクテルに所属し、高確率なシュート力で知られています。今年1月には日本代表入りし、次世代のエース候補として期待されています。

小島選手は現役女子高生であり、文武両道で励む16歳。子供の頃に脊髄炎を患い、車いすバスケットボールに出会った過程が語られます。

3年で日本代表入りした小島選手は、最年少として国際試合に出場し、チームの勝利に貢献しました。今夏のパリパラリンピックに向けて、メダル獲得を目指す決意を語ります。

【特集】車いすバスケットボール女子日本代表 小島瑠莉 16歳で挑む夢の大舞台

大阪府堺市出身の小島瑠莉選手。関西を拠点に活動している女子車いすバスケットボールチームカクテルに所属しています。彼女の最大の武器は、高確率で決めきるシュート力です。スピードも兼ね備えた選手として、今年1月、初めて日本代表入りを果たしました。

小島選手は、この春高校へ進学したばかりの現役女子高生です。ある日の英語のテストの成績は100点満点。文武両道に励む16歳は、次世代のエース候補に挙がります。

幼い頃から活発だったという小島選手ですが、5歳になったばかりの頃、朝起きたら突然足が動かなくなっていたといいます。医師から告げられた診断は横断性脊髄炎。懸命な治療が施されたものの、進行が早く、腰から下に後遺症が残りました。

小島選手「幼い時はよく分かっていなかったんですけど、年齢を重ねるごとに“歩けないんだ”というショックはありました」

車いすバスケットボールに出会ったのは、小学3年生の時。走れる楽しさや迫力に惹かれ、小学6年生の頃に今のチーム・カクテルに所属しました。本格的に車いすバスケットボール選手としての人生がスタートします。

小島選手「障がいがなかったら車いすバスケを知ることもなかったと思います。自分の置かれた状況だからこそ、楽しいと思えるものに出会えました」

競技を初めてわずか3年で日本代表に初選出された小島選手は、今年2月の国際親善試合、4月のパリパラリンピック最終予選大会に日本代表チーム最年少として出場しました。得意の3ポイントシュートを決めるなどチームの勝利に貢献。日本代表は最終予選大会を勝ち抜き、4大会ぶりに自力でパラリンピック出場権を獲得しました。小島選手はこの夏、夢の大舞台に挑みます。

小島選手「死ぬほど嬉しいです。応援があってこそ勝てたと思うので、感謝でしかないです。パリで絶対にメダルをとります!」

(読売テレビ「あすリート」6月1日放送)