照ノ富士は新三役平戸海 大の里は御嶽海戦、千代翔馬と尊富士休場 名古屋場所初日幕内取組
相撲協会審判部が大相撲名古屋場所初日と2日目の取組を決定。
横綱照ノ富士の注目対戦や新三役の動き、幕内取組の一部など。
休場者や初日の幕内取組一覧も発表。
日本相撲協会審判部は12日、ドルフィンズアリーナで取組編成会議を開き、同所で開催される大相撲名古屋場所(14日初日)の初日と2日目の取組を決めた。
横綱在位17場所で皆勤は7場所と苦戦が続いている横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)は初日、新三役の小結平戸海(24=境川)との注目対決が組まれた。平戸海とは、大関から陥落後の幕下時代だった19年九州場所で1度だけ対戦し、小手投げで勝っているが、その後の対戦はない。若武者の挑戦を退けられるか。3場所ぶり節目の10度目の優勝がかかる土俵になる。
初日の大関陣は、3場所目の琴桜(26=佐渡ケ嶽)返り三役の小結大栄翔(30=追手風)と対戦。豊昇龍(25=立浪)は、新三役を目指す西前頭筆頭の熱海富士(21=伊勢ケ浜)とぶつかる。カド番の貴景勝(27=常盤山)は、東前頭筆頭の明生(28=立浪)の挑戦を受ける。
先場所、スピード優勝を果たした新関脇の大の里(24=二所ノ関)は、初顔合わせとなる大関経験者の御嶽海(31=出羽海)との一番でスタートを切る。大関から陥落した関脇霧島(28=音羽山)は難敵の高安(34=田子ノ浦)と対戦する。対戦成績6勝7敗と拮抗(きっこう)するが、10勝を挙げれば大関復帰となるだけに、ここは白星でスタートしたいところだ。残る関脇の阿炎(30=錣山)は、平幕に陥落した若元春(30=荒汐)と対戦する。
幕内下位で注目の朝乃山(30=高砂)は、過去の幕内対戦で8勝2敗と相性の良い錦木(33=伊勢ノ海)と対戦。同じく幕内優勝経験者で返り入幕の若隆景(29=荒汐)はベテラン宝富士(37=伊勢ケ浜)と、1場所で幕内復帰の遠藤(33=追手風)は狼雅(25=二子山)と、それぞれ対戦する。
十両以上の関取衆の休場者は、東前頭15枚目の千代翔馬(32=九重)と、春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした東十両2枚目の尊富士(25=伊勢ケ浜)の2人。初日は十両13番、幕内21番が組まれた。
初日の幕内取組は以下の通り(左が東)。
錦富士 -時疾風
輝 -武将山
狼 雅-遠 藤
若隆景 -宝富士
北勝富士-美ノ海
朝乃山 -錦 木
一山本 -翠富士
正 代-玉 鷲
欧勝馬 -金峰山
竜 電-佐田の海
琴勝峰 -王 鵬
隆の勝 -湘南乃海
阿武咲 -宇 良
翔 猿-豪ノ山
霧 島-高 安
御嶽海 -大の里
阿 炎-若元春
明 生-貴景勝
熱海富士-豊昇龍
琴 桜-大栄翔
照ノ富士-平戸海