幕内・王鵬、右眉の上部から流血も「横にズレてしまった。僕の悪いクセ」と反省

AI要約

大相撲の幕内・王鵬(大嶽)が名古屋市の佐渡ケ嶽部屋で出稽古し、調子の上向きを感じている。

稽古中に右眉から出血するも、目元の出血は調子の良さを示すサインと語る。

名古屋場所に向けて、汗や誘いに注意しつつ、突き押しを強化することを課題として挙げる。

幕内・王鵬、右眉の上部から流血も「横にズレてしまった。僕の悪いクセ」と反省

 大相撲の幕内・王鵬(大嶽)が9日、名古屋市の佐渡ケ嶽部屋に出稽古し、10番相撲を取った。幕内力士の申し合い稽古では琴勝峰(佐渡ケ嶽)、大栄翔(追手風)、豪ノ山(武隈)、錦木(伊勢ノ海)の4人を相手に計8番。最後は大関・琴桜(佐渡ケ嶽)の指名を受けて2番相撲を取った。名古屋入りをしてからは精力的に出稽古しており「最初に比べたら体が動くようになっていると思います」と状態は上向きだ。

 稽古途中では右眉の上部から出血。本場所の取組でも目元付近から出血することがあり「自分がズレてしまっただけです。僕の悪いクセなので、血が出ていない時の方が調子いいと思っていて、真っ直ぐ当たれているということなので。疲れてくると横を向いてしまいます」と説明した。

 名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)に向けては「汗で滑りますし、誘われたら差してしまうこともあります。自分の思った形で押す、相手にしっかり圧力を伝えて相撲を取っていかないといけない」と課題を挙げ、得意の突き押しにさらに磨きをかける。(大西 健太)