照ノ富士の名古屋場所出場が決定 宝富士に8勝1敗で場所前の本格的な稽古を打ち上げ

AI要約

横綱照ノ富士が名古屋場所に出場することが決定。

師匠の伊勢ケ浜親方が明言し、調整してきたことを強調。

照ノ富士は稽古を終え、現在の状態を「普通」と述べる。

照ノ富士は右四つだけでなく左四つも意識し、宝富士との稽古を行う。

出場する理由は「責任感が強いから」と伊勢ケ浜親方。

初場所で優勝後、2場所連続で途中休場していたが、優勝目指す強い意志を示す。

初日、2日目の対戦相手は12日の取組編成会議で決定される。

 大相撲の横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)が、名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)に出場することが決まった。11日、名古屋市の部屋での稽古後、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明言した。伊勢ケ浜親方は「出ますよ。それに向けて調整してきたので。稽古の量が足りていないけど、責任感が強いから」と、説明した。

 照ノ富士はこの日、同部屋の宝富士と9番取って8勝1敗だった。得意の右四つだけではなく、序盤戦で左四つの相手との対戦が予想されるとあって、あえて宝富士得意の左四つに組んでも力強く寄り切るなど、力強い稽古内容だった。12日は稽古休みの予定で、この日で場所前の本格的な稽古は打ち上げとなった。

 稽古後、現在の状態については「普通」と、淡々と自己分析。さらに「(初日を)やってみないと分からない」と続けた。1月の初場所優勝後、3月の春場所、5月の夏場所と、2場所連続で途中休場。慢性的な両膝や腰の痛みに加え、脇腹を痛めるなどしていた。夏場所は初日に大の里に敗れて2日目から休場していた。伊勢ケ浜親方は「ちゃんと最後まで取って、優勝を目指してやらないといけない」と、出場するからには、節目の通算10度目の優勝を目指すことを厳命していた。

 初日、2日目の対戦相手は、12日の取組編成会議で決まる。