初優勝から最速十両転落の尊富士は初日から休場…途中出場する見込み 関取衆との実戦稽古再開できず

AI要約

尊富士は初日からの休場が決まり、今場所は幕下転落の可能性が高まっている。

尊富士は春場所で史上最速の十両優勝を果たしたが、怪我による全休で再度の復帰を目指している。

師匠によると、今場所途中からの復帰が高い可能性があるが、関取残留と幕内復帰を目指す戦いが続く。

 日本相撲協会は12日、大相撲名古屋場所(14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の取組編成会議を開き、初日の全取組を発表した。東十両2枚目の尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)は、初日からの休場が決まった。

 尊富士は春場所で初土俵から所要10場所での史上最速優勝(付け出し除く)という歴史的偉業を成し遂げたが、14日目の取組で右足首の靱帯を損傷して翌夏場所は全休。優勝からわずか1場所の史上最速で十両に転落した。

 復帰を目指して慎重に調整を進め、10日から序二段力士を相手に実戦稽古を再開。11日の稽古後、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「本人は出るつもりで前向きに頑張っているけど、まだ関取衆との稽古ができてないから…」と出場を不安視していた。

 今場所は東十両2枚目のため、全休なら来場所の幕下転落が濃厚となる。師匠によると、今場所途中から出場する可能性が高いという。関取残留、そして幕内復帰を目指す戦いへ。初日には間に合わなかったが、尊富士の復活した姿は場所中に見られそうだ。