クレイチコバがウィンブルドン初制覇に王手 22年覇者ルバキナに逆転勝ち 13日決勝はパオリーニと

AI要約

女子シングルス準決勝で、第31シードのクレイチコバがルバキナを逆転し、初のウィンブルドン決勝進出を果たした。

クレイチコバは粘り強いプレーで第1セットを逆転し、勝利を収めた。

決勝では準優勝経験のあるパオリーニと対戦し、白熱したラリー戦が期待される。

クレイチコバがウィンブルドン初制覇に王手 22年覇者ルバキナに逆転勝ち 13日決勝はパオリーニと

◆テニス ▽ウィンブルドン選手権 第11日(11日、ロンドン・オールイングランド・クラブ)

 女子シングルス準決勝が行われ、第31シードのバルボラ・クレイチコバ(チェコ)が2022年覇者で第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に3―6、6―3、6―4で逆転勝ち。ウィンブルドンでは初、4大大会では優勝した21年全仏以来となる決勝進出を果たした。

 ツアーでは過去2度対戦し、いずれもクレイチコバがフルセットの末に逆転勝ち。今回も同じような展開となった。第1セットは芝が得意のルバキナが主導権を握り、スタートから4ゲームを連取したが、クレイチコバは第1サーブが70%成功とミスの少ないプレーから、粘り強いショットで徐々にペースを握った。流れを引き戻そうとするルバキナが早い展開に持ち込もうとする中、自ら得意とするラリー戦を続けたことでブレイクに成功。最後はラブゲームでキープし、勝利を決めた。

 13日に予定される決勝の相手は、今年の全仏オープンで準優勝した第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)。準決勝ではドナ・ベキッチ(クロアチア)に6―2、4―6、7―6(タイブレイク10―8)と2時間51分の熱戦を制した。

 ダブルスでは2度、芝の聖地でタイトルを取ったことのあるクレイチコバが2度目の4大大会制覇となるか。それとも今大会前はシングルス、ダブルスを含めてウィンブルドン未勝利だったパオリーニが勢いそのままに頂点へ駆け上がるか。ラリー戦が得意な両者だけに、白熱した決戦となりそうだ。