【久留米競輪(ナイター)FⅠ】坂田康季「脚を削るだけ削ってやろうと」踏み合いから捲りに転じて圧勝劇

AI要約

坂田康季がA級準決勝4Rでの底力を発揮し、稲毛知也に勝利。タイムは上がり11秒6。

坂田康季はまだ捲りに切れがないと課題を挙げ、S級昇格を目指す意気込みを見せる。

久留米競輪の10Rでは、吉田茂生の軽快な動きに注目が集まる。

【久留米競輪(ナイター)FⅠ】坂田康季「脚を削るだけ削ってやろうと」踏み合いから捲りに転じて圧勝劇

<11日・久留米競輪・2日目>

<記者コラム・森川和也の追走一杯>

 A級準決4Rは坂田康季の底力が光った。2分戦で後ろ攻め。稲毛知也に対して誘導を切らせるだけの〝ブーメラン〟ではなく、赤板1半まで踏んでから車を下げた。「突っ張られるのは想定していたし、脚を削るだけ削ってやろうと思った」。これで稲毛はスタミナを消耗。坂田が終2角5番手からの反撃をズバリと決めた。

 「サラ脚同士なら負けるかもしれないけど、脚を使ってからの勝負なら負ける気はしなかった」。踏み合いをした中での上がり11秒6のタイムに「出ましたね」と満足そうにしたが、「まだ捲りに切れがない。この課題を(S級に上がる)来年1月までに突き詰めたい」と、かぶとの緒をしっかりと締めていた。▼決勝11Rは久留米勢と分かれての2分戦。ひょっとしたらハコ捲りまである角を強引にねじ伏せれば、5―12―12347。

 ▼10R(吉田茂生)前2日間は、左鎖骨の骨折から完全に立ち直ったかのような軽快な動き。ここも先輩の森川大輔が1番車なら楽しみ十分で146、167のボックス。