忘れられてしまった…。アーセナルの消えた天才(2)今や中国2部の選手…。完全に伸び悩んだフランスの逸材

AI要約

フランス代表の若手FW、ヤヤ・サノゴがアーセナルでの活躍に期待されながら振るわず、現在は中国2部でプレーしている苦しいキャリアを送っている。

アーセナルでの活躍が期待されたが、公式戦20試合で1得点にとどまり、移籍先でも結果を残せずにいる。

31歳の現在もエリート街道から逸れたキャリアを歩んでおり、かつての活躍とはかけ離れた状況にある。

忘れられてしまった…。アーセナルの消えた天才(2)今や中国2部の選手…。完全に伸び悩んだフランスの逸材

 若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消したアーセナル所属経験のある選手たちを紹介する。

FW:ヤヤ・サノゴ(フランス)

生年月日:1993年1月27日

アーセナル通算成績:20試合1得点2アシスト

 監督としてアーセナルに数々のタイトルをもたらしたアーセン・ヴェンゲルは、自らと同じフランス国籍の選手を重宝していた。中でも攻撃陣にフランス国籍の選手が多く、ティエリ・アンリやロベール・ピレスらはヴェンゲル政権時の大成功補強の一つだ。

 一方で大失敗に終わった例もある。2013年夏に行われたU-20ワールドカップでフランス代表のエースとして活躍したヤヤ・サノゴは、2012/13シーズンに当時所属していたオセール(フランス2部)で2桁ゴールを記録するなど、順調なキャリアを歩んでいたかと思われた。

 ところがアーセナルに加入してからは完全に伸び悩む。公式戦20試合でわずか1ゴールしか奪えず、2017年夏にフリーで退団。その後の移籍先すべてで結果を出せずにいる。

 現在は31歳と多くの同年代の選手が全盛期を迎えている中で、サノゴは今年2月から中国2部の青島紅獅足球倶楽部でプレーしている。中国2部を悪く言うわけではないが、かつてフランスの年代別代表でエースとして活躍した男は完全にエリート街道から逸れたキャリアを歩んだ。