「古豪じゃなくて、今も強いと知らしめたい」銚子商「復権」へ一歩 全国制覇から半世紀 第106回全国高校野球 千葉大会 第2日

AI要約

銚子商が日体大柏を圧倒し、六回で試合を終了させた。特に四回の攻撃で4点を奪い、勝利を確信させた。

田中蓮と嶋野悠翔の活躍により、銚子商は2点打を連発し、試合をリード。佐藤宏樹の活躍も光った。

半世紀ぶりの全国制覇から始まる節目の年、銚子商は強烈な攻撃で勝利を収め、復権への道を歩み始めた。

「古豪じゃなくて、今も強いと知らしめたい」銚子商「復権」へ一歩 全国制覇から半世紀 第106回全国高校野球 千葉大会 第2日

 銚子商は日体大柏を投打で圧倒し、六回で試合を終わらせた。光ったのは四回、2死から4点を奪った攻撃だ。

 一、二塁から9番が左前打で好機を広げると、田中蓮は遊撃手のグラブをはじく2点打。続く嶋野悠翔が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、さらに2点を加えた。「3巡目に入って対応できるようになった」と主砲に座った佐藤宏樹。五回も2死から3連打で2点を奪い、たたみかけた。

 夏の甲子園で全国制覇を成し遂げた1974年からちょうど半世紀。原動力となった「黒潮打線」をほうふつとさせる猛攻を見せて順調な船出となった。2005年以降は聖地から遠ざかるが、山田温斗主将は「古豪じゃなくて、今も強いと知らしめたい」と強い思いをのぞかせる。節目の年に復権を目指す。