指宿、延長戦で力尽きるも、主将が9回裏に意地の同点打!【24年夏・鹿児島大会】

AI要約

鹿児島中央と指宿の激戦が延長10回まで続く。両エースの好投により6回まで両者無得点。

7回表に鹿児島中央が先制点を挙げるも、9回に指宿が同点に追いつく展開。

延長10回表で鹿児島中央が一挙5点を挙げて勝利。指宿は力尽きるも、成長を遂げた様子を見せる。

指宿、延長戦で力尽きるも、主将が9回裏に意地の同点打!【24年夏・鹿児島大会】

<第106回全国高校野球選手権鹿児島大会:鹿児島中央 6-1 指宿(延長10回)>◇9日◇1回戦◇平和リース球場

 鹿児島中央の譽田秀之(3年)、指宿の濵田一光主将(3年)。両エースの好投などで、6回まで両者ゼロ行進が続く。

 均衡が破れたのは7回表だった。鹿児島中央は一死から四球で出塁し、犠打で二塁まで進めて、9番・山下雅登(3年)が中前適時打を放って待望の先制点を得た。

 8回まで譽田の前に散発3安打、三塁も踏めていなかった指宿だったが、9回裏に粘りを見せる。

 先頭の2番・濱元蓮(2年)が中前打で出塁。犠打、暴投で三塁まで進み、4番・濵田主将が起死回生の中越え三塁打を放ち、土壇場で同点に追いついた。

 なお一死三塁でサヨナラの好機だったが、譽田が踏ん張って後続を断ち、勝負は今大会2度目となる延長戦にもつれた。

 10回表、鹿児島中央は一死一二塁から3番・上野裕太(2年)が中越え三塁打を放ち、4番・譽田が右前適時打、5番・若松勇翔(3年)が左越え三塁打、中軸トリオの連打で一挙5点を勝ち越した。

 指宿はその裏、力尽きたが、昨年久々に単独出場を果たして、チームとして更にたくましく成長した姿を夏の鴨池で発揮した。