一力棋聖初の国際棋戦決勝進出 応氏杯世界選手権準決勝で柯潔九段(中国)を2勝1敗で下す

AI要約

囲碁の国際棋戦「第10回応氏杯世界選手権」準決勝3番勝負第3局で、一力遼棋聖が初の決勝進出を果たしました。

一力は対戦成績2勝1敗で、謝科九段(中国)との決勝を楽しみにしています。

来月に予定されている決勝5番勝負の最初の2局を待つことになります。

一力棋聖初の国際棋戦決勝進出 応氏杯世界選手権準決勝で柯潔九段(中国)を2勝1敗で下す

 囲碁の国際棋戦「第10回応氏杯世界選手権」準決勝3番勝負第3局、一力遼棋聖(本因坊・天元=27)対の第3局が9日、中国の寧波市で打たれた。対局は一力が中押し勝ち。対戦成績2勝1敗で初の決勝進出を果たした。第1局を落としたが、あとがなくなってから連勝した。

 「序盤から前例のない展開でしたが、難しい戦いがずっと続きましたが全体的に自分の力を出し切ることはできたかなとは思います。1局目があまり見せ場のない負け方でした。切り替えて、2局目、3局目をどうやっていこうかなと思っていたので、結果を出すことができてうれしく思います」と語った。

 国際棋戦で初めての決勝に勝ち上がった一力の相手は、謝科九段(中国)。「謝科さんには前回の応氏杯準決勝でやられているので、そのリベンジをする気持ちで頑張りたいと思います」と話していた。

 決勝5番勝負のうち、最初の2局は来月に予定されている。