水沼元輝騎手に25年2月末まで9カ月の騎乗停止処分

AI要約

競馬騎手の水沼元輝が調整ルームで不適切にスマホを使用し、騎乗停止処分を受けた。

水沼騎手はスマホを持ち込んでウェブサイト閲覧や通話を行い、9カ月の騎乗停止が科された。

処分後に水沼騎手と師匠の加藤和宏調教師が謝罪し、その過ちを反省していると述べた。

水沼元輝騎手に25年2月末まで9カ月の騎乗停止処分

 競馬開催中に調整ルームで通信機器(スマホ)を不適切に使用して騎乗停止中の水沼元輝騎手(21=加藤和)について、JRAは10日、第2回裁定委員会を開催し、9カ月(5月31日~25年2月28日)の騎乗停止を科した。

水沼騎手は今年3月2日から5月26日までの間、トレセン、競馬場の調整ルームの居室に禁止されているスマホを複数回にわたって持ち込み、ウェブサイトなどを閲覧、他者との通話も行った。裁定委では重大な非行と認め、日本中央競馬会競馬施行規約などに基づき処分を決めた。

処分通達後に水沼騎手は師匠の加藤和宏調教師とともに謝罪した。

「信頼を失う行為によって多くの皆さまにご迷惑をかけてしまいました。深く反省しています。自分を見つめ直して、できることなら復帰したいです」と語った。

加藤和宏調教師は「もっと強く注意すべきだった。厩舎作業を続けながら復帰まで歯を食いしばって師弟で頑張っていきたい」と涙を浮かべて謝罪した。