モラタがEURO決勝ピンチ 乱入ファンを止めようとした警備員がヒザに〝誤爆〟し負傷

AI要約

スペインは欧州選手権の準決勝でフランスに2-1で勝利したが、試合後に警備員が滑って選手のヒザにタックルし、負傷するアクシデントが発生。

ヒザをねんざした主将モラタの復帰が不透明な状況で、チームにとって影響が懸念される状況。

警備員は転んだ後、選手に謝罪するも、重大な事故を引き起こした可能性が指摘されている。

モラタがEURO決勝ピンチ 乱入ファンを止めようとした警備員がヒザに〝誤爆〟し負傷

 スペインは欧州選手権の準決勝(9日=日本時間10日、ドイツ・ミュンヘン)でフランスに2―1で勝利するも、試合後に乱入者を止めようとした警備員が滑ってFWアルバロ・モラタ(31=アトレチコ・マドリード)のヒザにタックルし、負傷するアクシデントが起きた。

 英紙「デーリー・メール」など各メディアによると、警備員は芝生に足を滑らせたようで、モラタの背後からヒザに激突した。すると、モラタは苦痛の表情を浮かべてヒザを抑え込むなど、深刻な状態に陥ったことをうかがわせたという。同紙は「不慮の事故でヒザをねんざした。痛みに顔をしかめ、ピッチを離れる際に、明らかに動揺していた」と伝えた。

 スペインは決勝(14日=同15日)でオランダ―イングランドの勝者と対戦する。7番を背負うモラタはチームの主将であり、ファイナルを前に離脱となれば大きな影響を受けることになりかねない。同紙は「スペインは回復することを期待しているが、主将は水曜日(10日)に検査を受ける予定であり、不安な状況が続くことになる」と指摘した。

 転んでしまった警備員は、モラタに何度も謝罪していたが、検査の結果次第では大きな非難を浴びかねない。3大会ぶり4度目の優勝を狙うスペインにとって、主将の状態は気になるところだ。