マルケス兄弟が歴史的偉業…27年ぶり『ダブル表彰台』 マルク骨折に耐え13番グリッドから猛烈な追い上げ「優勝したような気分」【WGP・モトGP】

AI要約

モトGPクラスでグレッシーニのマルケス兄弟が歴史的偉業を成し遂げた。兄マルクが2位、弟アレックスが3位に入り、兄弟でダブル表彰台を獲得。最高峰クラスでは27年ぶりの快挙となった。

左手人さし指を骨折したマルクは13番グリッドから追い上げ、アレックスと共に表彰台を楽しむ。兄弟の喜びを共有している。

マルクとアレックスは過去にも同時に年間王者となった実績がある。チームスタッフと共に祝福し、新たな勲章を得ている。

マルケス兄弟が歴史的偉業…27年ぶり『ダブル表彰台』 マルク骨折に耐え13番グリッドから猛烈な追い上げ「優勝したような気分」【WGP・モトGP】

WGP 第9戦 ドイツGP ロードレース世界選手権 決勝 7日 ザクセンリンク ペン&カメラ=遠藤智

 モトGPクラスでグレッシーニのマルケス兄弟が歴史的偉業を成し遂げた。兄マルクが2位、弟アレックスが3位に入り、兄弟でダブル表彰台を獲得。最高峰クラスでは、1997年イモラGP(当時500ccクラス)で青木宣篤&拓磨が2&3位になって以来27年ぶり、同一チームでは初の快挙となった。

 練習走行の転倒で左手人さし指を骨折し、肋骨(ろっこつ)も痛めていたマルクは13番グリッドから猛烈な追い上げ。「ここは抜くのが難しいので、逆に落ち着いて走れた。アレックスと表彰台に立てて、優勝したような気分」と大喜びした。

 5番手スタートから粘り、ラスト2周で兄にパスされたアレックスも抱き合って歓喜。「抜かれても3位だったからね。27年ぶりの記録と聞いて、すごいことを成し遂げたと思う」と満面の笑みを浮かべた。

 2014年にマルクがモトGP、アレックスがモト3で、19年にはマルクがモトGP、アレックスがモト2で同時に年間王者となった2人。新たな勲章と思い出を加え、チームスタッフを交えてお祭り騒ぎだった。