大館桂桜、総合力で初戦突破 日替わりキャプテン制で全員がチーム引っ張る意識/秋田

AI要約

大館桂桜が秋田大会の1回戦で6-2で平成に勝利し、チャンスを生かして突破した。

全員キャプテン制を導入し、チーム全体で責任感を持つ取り組みを行っており、選手間のコミュニケーションも活性化している。

次の2回戦では大館鳳鳴と対戦し、選手たちは課題を克服し、総合力を発揮して勝利を目指す意気込みを見せている。

大館桂桜、総合力で初戦突破 日替わりキャプテン制で全員がチーム引っ張る意識/秋田

<高校野球秋田大会:大館桂桜6-2平成>◇8日◇1回戦◇さきがけ八橋球場

 全員キャプテンの大館桂桜は、チャンスを確実に生かして1回戦を突破した。

 1回裏に敵失で先制すると、3回には小舘由和投手(3年)のタイムリーなどで加点。その後も着実に得点を重ねて6点を奪った。守っても4投手の継投で2失点にしのぐ総合力を見せた。

 ゲームキャプテンは伊藤祐翔捕手(3年)だが、冬季練習では16人の3年生が日替わりで務めた。高谷勉監督は「初めての試みです。みんな真面目で、先頭に立って引っ張る選手がいなかったので、全員に責任感を持ってもらおうとやりました」と、理由を話した。

 その日のキャプテンはミーティングでの進行役を務め、練習メニューなどを監督と打ち合わせた。

 「日替わりで話をするので、コミュニケーションも取れました。今日の試合でも声が出ていたけど、1人1人がチームを引っ張る意識を持つようになり、やってよかったと思っています」

 伊藤主将も「3年生はみんな自分の意見を言うし、それぞれやり方も違って参考になりました」と効果を感じている。

 2回戦は大館鳳鳴と対戦する。同じ大館地区で、春季大会では第1シードの金足農を破った強豪。伊藤主将は「今日はゴロの処理など取れるアウトを取れなかったのが反省。打撃でもミスショットがあったので、それを課題に次へつなげたいです」と意気込みを語った。