幻同点弾のFW細谷 オフサイド「ないだろ」「マジかよ」も言い訳せず 「もっと上に行かないと」

AI要約

パリ五輪サッカー男子準々決勝で日本はスペインに0-3で敗れ、メダル獲得はならなかった。

日本は前半40分、VARによって得点が取り消されるなど敗戦を喫した。

エースの細谷真大も不可解な判定に苦しみながらもチームの成績に対して責任を感じていた。

幻同点弾のFW細谷 オフサイド「ないだろ」「マジかよ」も言い訳せず 「もっと上に行かないと」

 ◇パリ五輪第8日 サッカー男子準々決勝 日本0―3スペイン(2024年8月2日 リヨン競技場)

 パリ五輪サッカー男子は2日、準々決勝が各地で行われ、56年ぶりのメダル獲得を目指す日本は優勝候補スペインに0―3と敗戦。1点リードを許した前半40分、FW細谷真大(22=柏)がゴールネットを揺らすもVAR判定によって得点は認められず。後半に失点を重ね、2大会連続の4強進出とはならなかった。

 日本は0-1の前半40分、FW細谷が相手DFを背負った状態からパスを受け、鋭く反転して右足シュート。ゴールネットを揺らすもVARによって“オフサイド”と判定され得点は認められず。スタジアムからは大ブーイングが起きた。

 細谷はゴール取り消しについて「(オフサイドの感覚は)もちろんなかった。試合中も電光掲示板を見たら“ないだろ”なっていうのは自分の中で確認できたけど、やっぱり数センチというところだと思うので。初めてこういうVARがあって悔しい」と話し、唇をかんだ。続けて「マジかよっていうのはあったけど、ゲームは終わっていなかったので切り替えることはできた」とした。

 チームのエースは「取り消しのところ含め、自分が決めきるところが2つ3つあったので、そこで1つ決めていればもちろん流れは変わっていたのでFWとしてもっと上に行かないといけない」と不可解判定にも言い訳はしなかった。