フランスのデシャン監督「退屈なサッカー」と言われ猛反発「ならば見なくていい」

AI要約

フランス代表監督のデシャンが「退屈なサッカー」との批判に反発。

フランスは4強入りしているものの、得点力不足が指摘されている。

スペインとの準決勝では両監督が意気込みを語り、エムバペに警戒している。

フランスのデシャン監督「退屈なサッカー」と言われ猛反発「ならば見なくていい」

 欧州選手権(ドイツ)準決勝スペイン戦(9日=日本時間10日)に臨むフランスのディディエ・デシャン監督(55)が「退屈なサッカー」との批判に猛反発した。

 6大会ぶり3度目の優勝を狙うフランスは4強入りしたものの、ここまで5試合でわずか3得点。しかもオウンゴール2発とFWキリアン・エムバぺ(25=レアル・窓リード)が決めたPKによる1点だけと、流れの中から得点が取れておらず、英「BBC」は「フランスの試合は面白みがないと一部で批判されている」と指摘した。

 そんななか、8日に記者会見したデシャン監督は「退屈なサッカー」と言われていることを聞かれると「ならば他の試合を見ればいい。私たちの試合を見なくてもいい。それでいい」と断言。その上で「特にわが国は困難な時期を過ごしたが、私たちには感情を呼び起こし、結果で多くのフランス人を幸せにする力がある」と反論した。

 スペインのルイス・デラフエンテ監督も記者会見し「歴史的なチャンスを手に入れた」と意欲を語った上で、フランスが「退屈」と言われていることに「退屈することはない。私たちとは異なるスタイルを持っている」とコメント。また敵国エースのエムバペについて「彼は予測不可能だ。50%でも他の選手の100%になる可能性がある。超天才だ」と警戒していた。