【先出し!注目新馬/函館】デビューVマジックサンズに続け 須貝厩舎から期待のオルフェーヴル産駒リアライズオーラムがデビュー

AI要約

リアライズオーラムはセレクトセール出身の新馬で、厩舎からのコメントや仕上げ状態について紹介されている。

ミシュリーヌは母がダートで活躍した馬で、順調に調整が進められていることが述べられている。

ミルトオーケストラ、ウォーターバンドル、トリプレートもそれぞれの仕上がり状態や血統、調教について詳細が語られている。

【先出し!注目新馬/函館】デビューVマジックサンズに続け 須貝厩舎から期待のオルフェーヴル産駒リアライズオーラムがデビュー

◆リアライズオーラム

(牡=父オルフェーヴル、母オリヒメ・須貝)

 セレクトセール出身(2023年1歳=落札価格4400万円)。半兄オリオンネビュラは阪神芝7ハロンで新馬勝ちしたほか、半姉で現3歳プレアデスグループも今夏の函館で未勝利(芝6ハロン)勝ち。7日に同舞台でデビューVを果たした同厩マジックサンズとともに栗東から函館入りして態勢を整えている。「栗東でもしっかり乗ってきたし、1週前のウッド(3日=5ハロン68・1秒)では相手(マジックサンズ)も動くから手応えで見劣ったけど、水準級には動けている。稽古をつけているジョッキー(荻野琢)も『ウッドだとトモが流れるけど芝ではブレなかった』と評価していますしね。性格もいいし、力を出せる態勢」と北村助手。480キロで鞍上は佐々木を予定。

◆ミシュリーヌ

(牝=父エイシンフラッシュ、母ファストソング・小西)

 母はダートの8、8・5ハロンでJRA2勝。牧場から直接、函館で入りして順調に乗り込みを消化。3日のウッドでは2歳新馬を相手に4ハロン57・4―13・8秒(馬なり)で半馬身先着した。「癖がなくて順調にきているし、追うごとに良くなってきている。ゲートも五分に出るし、乗り手の感触も良くて力は出せそう」と竹部厩務員。鞍上は未定で、馬体重は440キロ。

◆ミルトオーケストラ (牡=父ダノンレジェンド、母テーオーティアラ・武市)

 3日の函館芝で同じ2歳新馬ウォーターバンドルと併せて1馬身先着(5ハロン69・3―11・5秒=強め)。母はJRA3勝で、その半兄にオープンで活躍したショートローブスがいる。「血統からダートも良さそうだけど、芝の走りは悪くなかった。まだ緩さは残るが、いいところはあるし力は出せそうですよ」と二之宮助手。札幌の開幕週へスライドの可能性もある。鞍上は古川吉で、馬体重は440キロ。

◆ウォーターバンドル (牡=父ルーラーシップ、母ウォーターハミング・岡田)

 3日の1週前追いで前述ミルトオーケストラに遅れはしたが、順調に乗り込みを重ねてきた。母はJRA未勝利も、その半兄にダートで活躍したウォータールルドがいる。「栗東で乗ってから函館入りして、追い切り本数こそ多くないけど順調にきています。幼いところがあって使いつつのタイプだけど、かかるところはないし、血統からも舞台は合いそう」と栗原助手。鞍上は菱田で、馬体重は460キロ。

◆トリプレーテ

(牡=父Saxon Warrior、母ザフィーナ・武英)

 3日の函館芝でレースでも騎乗予定の富田を背に、7日にデビューしたシマサンブラックと併せて5ハロン66・5―11・3秒で併入(一杯)。ダイナミックな走りで好仕上がりをアピールした。セレクトセール出身(22年当歳=同3700万円)で、父は英2000ギニー勝ち(18年)のディープインパクト産駒として知られる。「栗東でゲート試験に合格して函館入り。1週前が実質2本目でしたが、その週に使う新馬を相手に負けない動きでしたからね。追うごとに馬体も絞れてきたしまだまだ良くなりそう。気性も落ち着いていて、かかったりせず操縦性も高いですよ」と日比野助手。馬体重は480キロ。