ジョコビッチ「堅実」手術明けウィンブルドンで15度目の8強<男子テニス>

AI要約

ウィンブルドンでの男子シングルス4回戦で、ジョコビッチがストレート勝利し4年連続15度目のベスト8進出を果たす。

右ひざ手術明けでの参戦でありながら、ジョコビッチは3試合を勝ち抜き、16強入りを果たす。

準々決勝ではデ ミノーとの対戦が決まり、フリッツやムセッティも8強入りを果たしている。

ジョコビッチ「堅実」手術明けウィンブルドンで15度目の8強<男子テニス>

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第15シードのH・ルーネ(デンマーク)を6-3, 6-4, 6-2のストレートで破り、4年連続15度目のベスト8進出を決めた。また、ジョコビッチにとっては四大大会通算60回目の8強入りとなった。試合後には「適切な場面で適切なプレーができたと思う」とコメントしている。

2022年以来となるウィンブルドン8度目の優勝を狙うジョコビッチだが、大会3週間前に右ひざを手術。今大会の出場が危ぶまれていたが、同箇所にサポーターを付けながら参戦し、3試合に勝利して16強入りを決めた。

4回戦、ジョコビッチは5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに75パーセントの確率でポイントを獲得。ルーネのブレークを0に抑えると、リターンゲームでは14度ものブレークチャンスを創出し4度のブレークに成功した。右ひざの手術の影響を感じさせないプレーを見せ、2時間3分でキャリアハイ4位のルーネに完勝した。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのオンコートインタビューの内容が掲載されている。

「とてもうれしいよ。正直なところ、彼(ルーネ)のプレーはベストに近いものではなかったと思う。僕のほうは適切な場面で適切なプレーができた。堅実でいられた。何度かブレークポイントを握られたし、サービスゲームを落としていたら状況は変わっていたかもしれないけど、最終的にはとても堅実なプレーができたね」

準々決勝では第9シードのA・デ ミノー(オーストラリア)と対戦する。デ ミノーは4回戦で世界ランク34位のA・フィス(フランス)を下しての勝ち上がり。

同日には第13シードのT・フリッツ(アメリカ)、第25シードのL・ムセッティ(イタリア)が8強入りを決めている。