「1年生が入ってくれるのを信じていた」 京都大会、南丹の春木主将

AI要約

南丹は昨夏2勝し、今年は初戦で敗れた。チームには昨秋から9人の1年生が加わり、春木主将は彼らの成長を信じて練習を続けた。

四回の攻撃で春木主将は狙い通りの直球を打ち返し、チーム2本目のヒットを放った。盗塁も成功させた。

春木主将は涙ながらに後輩に1勝でも多く勝ってほしいとエールを送り、監督も彼の捕手としての成長をねぎらった。

「1年生が入ってくれるのを信じていた」 京都大会、南丹の春木主将

 (8日、第106回全国高校野球選手権京都大会2回戦 北嵯峨11―0南丹)

 昨夏は2勝した南丹だが、この夏は初戦で姿を消した。4月に1年生が9人入るまで2、3年生は6人。昨秋と今春の府大会は連合チームだった。春木詩音主将は「1年生が入ってくれるのを信じて練習を続けた」という。

 四回の攻撃では「一回の打席で直球でやられたので狙っていた」と直球を打ち返し、チーム2本目のヒットを放った。盗塁も決めた。

 涙を拭いながら「来年は1勝でも多く勝ってほしい」と後輩にエールをおくった。

 坂本帆駿監督は「春木の入学時、捕手がいなかったので頼んで捕手になってもらった。無理を言ったかもしれないが、最後まで粘り強い捕手になってくれた」とねぎらった。