異例の緊急トレード正式発表!歴史的低迷の西武がソフトバンク・野村大樹を獲得、交換要員は育成の斉藤大将

AI要約

ソフトバンクと西武の交換トレードが実現し、野村大樹内野手と斉藤大将投手が移籍した。

若く強打が売りの野村大を獲得した西武と、左腕の斉藤を取得したソフトバンクの思惑が交わった。

両球団が新たな戦力補強を試みる中、今後の両選手の活躍が注目される。

異例の緊急トレード正式発表!歴史的低迷の西武がソフトバンク・野村大樹を獲得、交換要員は育成の斉藤大将

 ソフトバンク・野村大樹内野手(23)と西武の育成、斉藤大将投手(29)の交換トレードが5日、両球団から発表された。

 支配下選手と育成選手、年齢も23歳と29歳と差のある両選手。シーズン中では異例の同一リーグでのトレードが実現した。歴史的低迷に苦しむ西武は23歳と若く、強打が売りの野村大をオファー。左投手の層を厚くしたいソフトバンクは、育成ながら本来の姿を取り戻しつつある斉藤を獲得することで、両球団が合意した。

 ソフトバンク・野村大は早実から18年ドラフト3位で加入。早実時代は一学年上の日本ハム・清宮と中軸を打ち、甲子園でも活躍した。プロ入り時も早実の先輩、王会長のいるソフトバンク入りで注目を集めた。

 171センチの小柄ながらパンチ力のある強打が売りで22年には31試合、昨季は41試合に出場してプロ初本塁打もマーク。今季はファームで打率・281、2本塁打、20打点をマークしているが、1軍では2打数無安打と出場機会に恵まれなかった。

 一方の斉藤は17年度ドラフト1位で加入した左腕。ルーキーイヤーに1勝したが、21年に左肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、育成契約となった。今季はファームで12登板、防御率3・00と回復している。

 西武は6月24日、若林楽人との交換トレードで、巨人から松原聖弥外野手を獲得したばかり。2週間で野手2人目を緊急補強し、立て直しを目指す。