【ソフトバンク】王球団会長 山川穂高久々の一発に納得顔「彼はずいぶん悩んだだろうけど…」

AI要約

ソフトバンク・山川穂高内野手が31試合ぶりの13号ソロを放ち、3―2の勝利に貢献。

6月に低調だった山川が久々の一発で感極まり、応援に感謝の言葉を述べた。

王貞治球団会長も大喜びし、山川が新たなスタイルに踏み出すことを期待。

【ソフトバンク】王球団会長 山川穂高久々の一発に納得顔「彼はずいぶん悩んだだろうけど…」

 ついに出た。ソフトバンク・山川穂高内野手(32)が2日の西武戦(東京ドーム)で31試合ぶり、実に131打席ぶりとなる待望の13号ソロを放ち、3―2の勝利に貢献した。

 歓喜の瞬間が訪れたのは6回の第3打席だ。甘く入った150キロ直球を逃さずに捉え、打球は左中間席へ飛び込んだ。6月の月間打率は1割8分2厘に低迷し、期待されたアーチはゼロ。久しぶりの一発と「どすこい」の大合唱に、山川はお立ち台で「ちょっと泣きそうでした」と一言。「6月は本当にすいませんでした。これから頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と誓い、場内は大きな拍手に包まれた。

 試合後には観戦した孫オーナーから何度も肩を叩かれ「素晴らしかったね」とねぎらわれた。そして、この日は王貞治球団会長(84)も球場に足を運んでいた。王会長は以前から直々に打撃指導を行うなど、鷹の主砲を気にかけ続けてきた。

 それだけに久々の豪快弾には「彼はずいぶん悩んだだろうけど、これでまた新たな山川のスタイルが出てくると思うよね」。さらに「やっぱりああいうのを乗り越えればね、また今までよりは一段上に行くからね。悩まないといけないとこってあるんだよね」と世界のホームラン王らしい愛のあるエールを送った。

 7月最初の試合で待ちに待った一発が飛び出し、ここからツキが変わっていくのか。湿りまくってきたバットが快音を響かせたことで、ここから一気に〝梅雨明け〟するかもしれない。