オランダが3発完勝!ルーマニアを寄せ付けず16年ぶりベスト8へ

AI要約

オランダがルーマニアを3-0で下し、16年ぶりのベスト8進出を果たす。

試合はオランダのコーディ・ガクポが2得点を挙げ、決勝を制した。

次戦はオーストリアかトルコとの準々決勝で戦う。

[7.2 EURO決勝T1回戦 ルーマニア0-3オランダ ミュンヘン]

 EURO2024(欧州選手権)の決勝トーナメント1回戦で、オランダ代表がルーマニア代表を3-0で下し、2008年大会以来、16年ぶりのベスト8に進出した。

 グループリーグをともに1勝1分1敗で勝ち抜いたチーム同士の対戦。ともに大会初戦を勝利して以降、1分1敗で決勝トーナメントにやってきたが、オランダはグループDを3位、ルーマニアは全チームが勝ち点4で並んだグループEを1位通過してこの日の決戦を迎えていた。

 オランダが前半のうちに先制点を奪うことに成功した。20分、左サイドからエリア内に入ったMFコーディ・ガクポがDFを外して右足を一閃。これがGKのニアを抜く弾丸シュートとなってゴールネットに突き刺さった。

 1点を追うルーマニアには前半32分にアクシデントが襲う。左SBのDFバシレ・モゴシュがDFデンゼル・ダンフリースと浮き球を奪い合った際に胸を強打。もがき苦しむように倒れて治療を求める。そのままベンチに下がると、DFボグダン・ラコビシャンとの交代を余儀なくされる。

 オランダは1点リードで折り返した後半も攻め続けて追加点を奪いに行く。後半18分にCKの流れからFWコーディ・ガクポが押し込んでゴールネットを揺らす。VARのチェックは入り、惜しくもオフサイドで得点は認められなかったが、試合を優位に運ぶ。

 すると後半38分、左サイドのスローインからFWメンフィス・デパイが粘って出した浮き球をガクポが運ぶ。ゴールラインギリギリを粘って突破すると、マイナスクロスをFWドニエル・マレンが押し込んで、勝利を決定的にする。

 後半アディショナルタイム4分にも見事なカウンターからドリブルで運んだマレンが、この日2点目を決めてダメを押したオランダが、ベスト8に進出。6日の準々決勝では、このあと行われるオーストリア対トルコの勝者と対戦する。