モデル挑戦の美しきハードラー、田中佑美にも吉報 パリ五輪代表入りが確実に

AI要約

田中佑美が女子100メートル障害で五輪代表入りを果たし、福部真子も代表内定を獲得。

田中は標準記録を突破できず、ポイントに頼る形となった選考を振り返り、悔しさをにじませる。

陸上の魅力を感じさせる田中のコメントから、五輪への強い思いが伝わってくる。

 世界陸連(WA)は2日、パリ五輪出場資格獲得条件の世界ランキングを更新。女子100メートル障害では昨年の世界選手権代表の田中佑美(25)が39位となり、五輪代表入りが確実となった。同種目では日本選手権を制した福部真子が参加標準記録(12秒77)を突破しており、代表に内定している。

 田中は日本選手権では12秒89(向かい風0・2メートル)で2位。参加標準記録は突破できず、パリ五輪へは世界ランキングポイント次第となっていた。モデルもこなすなど、美しきハードラーとして、注目を浴びる中、着実な躍進をみせていた田中。前日の準決勝で12秒85の自己ベストをマークしたものの、標準記録突破はならず。インタビューでは涙。「悔しい。日本選手権でスピードは一番でたけど、今回はパリに行きたかったので。ポイントでまだ分からないけど、悔しい」と、唇を噛んだ。

 選考を振り返り「陸上やべぇなと思えた。それだけ陸上が好き。追い込まれていたのもあるけど。五輪が陸上の全てではないけど、勝ちたかった」と、語っていた。