「両リーグでDHが」大谷翔平、MVP争いの"固定観念"すら打ち破る…?米メディア「投票者の認識も変化し…」

AI要約

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が今季も圧倒的な成績を残し、ナショナルリーグMVPの筆頭候補となっている。

指名打者(DH)でのMVP獲得は難しいとされるが、大谷の攻撃力はDHの概念を超越しており、MVPに値するとの意見もある。

将来的にDHがより重要視され、MVP候補としてDHが認められる可能性がある。

「両リーグでDHが」大谷翔平、MVP争いの

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、今季も打者として圧倒的な成績を残している。ムーキー・ベッツ内野手の負傷離脱によって今季のナショナルリーグMVPの筆頭候補となった大谷だが、指名打者(DH)での獲得は難しいかもしれない。米メディア『エッセンシャリースポーツ』のシュラバナ・セングプタ記者が言及した。

 主に攻撃面で貢献するDHは、守備にも秀でた選手のようなオールラウンドな価値を欠いているという主張がある。この主張はMVP投票の歴史にも反映されており、主要なDHが受賞したことはない。オールスターやシルバースラッガーの常連であった伝説的なエドガー・マルティネス氏でさえ、攻撃面で印象的な数字を残したにもかかわらず、その栄誉を手にしたことはなかった。

 大谷の攻撃力はDHの概念を超越したものであり、リーグトップの数字やドジャースの成功への紛れもない影響を指摘する意見も多い。もし大谷が三冠王を成し遂げればMVPに値するという意見もある。近年はWARのような高度な統計が重視されるようになっており、これもDHの価値向上に貢献する可能性がある。

 大谷のMVP獲得についてセングプタ氏は「野球界が両リーグでDHを受け入れ続けるにつれ、投票者の認識も変化し、MVP候補としてDHがより受け入れられるようになるかもしれない」と言及した。