【陸上】田中希実、「２種目を走れるのは幸せと感じられる大会に」 １５００メートルも自力でパリ五輪切符、入賞目標に決意新た
AI要約
陸上のパリ五輪代表内定選手が会見。「自分の力で勝ち取れてうれしい」と喜びを表明。海外競技経験から成長を感じつつも、更なる向上を目指す決意を示す。
２種目での高い目標を掲げ、世界トップとの差を埋めるために挑戦。世界ランキングを踏まえ、さらなる代表内定者が発表される見通し。
日本代表選手の実力向上や国際レベルでの活躍を目指し、厳しいトレーニングと競技を重ねて大会に臨む様子がうかがえる。
陸上のパリ五輪代表に内定した選手が１日、新潟市内で会見した。田中希実（２４）＝ニューバランス＝は女子５０００メートルに加え、日本選手権の結果で新たに１５００メートルで代表切符をつかみ、「自分の力で勝ち取れてうれしい。２種目を走れるのは幸せと感じられる大会にしたい」と語った。
一方で、海外転戦を経験し、世界トップとの差を痛感。「成長の実感はあるが、自分は亀の歩みだと焦るくらい」と表現する。それでも現状を受け止めながら１５００メートルで３分５５秒以内、５０００メートルで１４分２０秒切り、２種目での入賞と高い目標を口にした。「日本人には無理と思われるかもしれないが、世界で勝負するためには、そこに向かっていかないといけない」と強い決意を示した。
日本選手権を終えた時点で、トラックとフィールド種目では１０人が代表に内定した。今後は２日発表の世界ランキングを踏まえて、新たに代表内定選手が発表される。
