上山選手が銀メダル 日本陸上選手権男子200㍍ 三重・松阪出身

AI要約

上山紘輝選手が男子200メートルで銀メダルを獲得し、パリ五輪出場への期待が高まる。

日本陸上競技選手権大会では優勝者が即時内定され、後日選考される選手もいる。

大会は男女各17種目で行われ、上山選手は好調なパフォーマンスを見せた。

上山選手が銀メダル 日本陸上選手権男子200㍍ 三重・松阪出身

 パリ五輪代表選考会を兼ねた第108回日本陸上競技選手権大会(日本陸上競技連盟主催)2日目が28日、新潟県のデンカビッグスワンスタジアムであり、男子200メートルで上山紘輝選手(25)=三重県松阪市美濃田町出身、住友電工所属=が準優勝し、銀メダルを獲得。五輪への参加標準記録(20秒16)突破はならなかったが、パリ五輪出場への期待が高まった。

 大会終了時点までに参加標準記録を突破し、優勝した選手がパリ五輪日本代表に即時内定。また、参加標準記録突破またはワールドランキング(Road to Paris)で出場資格を得た選手が、後日選考される。選考では日本選手権の順位が優先されるため、3位以内(既に内定者がいる場合は2位以内)に入ることが重要となってくる。

 同大会は4日間の日程で男女各17種目を実施。

 男子200メートルは41人がエントリー。申し込み資格記録上位18人は予選から、同記録19位以下は予備予選から行った。上山選手は予選から出場し、1組を20秒47で2位で通過し、決勝に進出した。

 決勝、大外の9レーンの上山選手は好調にスタート。中盤で競りながら後半にかけて抜け出し、昨年優勝した鵜澤飛羽選手(筑波大)に次ぐ20秒57でゴールし、準優勝した。

 パリ五輪出場への内定は得られなかったが、今回の結果を受けて、ワールドランキングで内定圏内入りを強固にした。また5月の世界リレーでは男子4×100メートルリレーの日本代表として出場し、日本の出場権を獲得したことから、両種目での五輪出場の可能性が高まった。

 また、きょう29日には男子400メートルの予選が行われ、川端魁人選手(25)=嬉野津屋城町出身、中京大クラブ所属=が出場する。