男子100m坂井隆一郎、個人種目での五輪に望み…3位柳田大輝「受け止めきれない」と涙

AI要約

男子100メートルは坂井隆一郎が10秒13で2連覇し、東田旺洋と柳田大輝が熱い競争を繰り広げた。

坂井は勝ちきれたことで成長を感じ、五輪出場への望みを抱いている。東田は自分のレースをやりきり、柳田は微妙な結果に涙した。

各選手のコメントや成績から、今回の男子100メートルは激戦となったことが伺える。

 陸上・日本選手権最終日(30日・新潟デンカビッグスワンスタジアム=読売新聞社後援)――パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、男子100メートルは坂井隆一郎(大阪ガス)が10秒13で2連覇した。

 坂井は「勝ちきれたことは成長。地力は上がっている」。抜群のスタートで先行し、2、3位との0秒01差の接戦を制した。今季は故障で出遅れたが、個人種目での五輪出場に望みが出た。「どうなるか分からないが、もう一段ギアを上げないと」と気を引き締めた。2位の東田旺洋(関彰商事)は個人での五輪代表に前進し「自分のレースをやりきれた」。有力候補から一転、個人での出場が微妙になった3位の柳田大輝(東洋大)は「正直受け止めきれない」と涙した。

 ◇…決勝記録…◇【男子】▽100メートル〈1〉坂井10秒13〈2〉東田10秒14〈3〉柳田10秒14