【WWE】ザ・ブラッドラインが「賢者」ポール・ヘイマンをテーブル葬で追放

AI要約

WWEのスマックダウン大会で、ザ・ブラッドラインがユニットのリーダーを変更し、ポール・ヘイマンを追放するシーンが展開された。

シコアがリーダーとなり、ユニットを完全に掌握。レインズやヘイマンは事実上、ユニットから追放された。

将来のイベントでの抗争の展開が予想される中、エンディングでの激しいシーンが注目を集めた。

【WWE】ザ・ブラッドラインが「賢者」ポール・ヘイマンをテーブル葬で追放

<WWE:スマックダウン大会>◇28日(日本時間29日)◇米ニューヨーク州ニューヨーク市マディソン・スクエア・ガーデン

 ソロ・シコアをリーダー代行とするユニット「ザ・ブラッドライン」が、WWE殿堂入りで同ユニットの「ワイズマン(賢者)」を務めるポール・ヘイマンをテーブル葬で追放した。大会エンディングで「ザ・ブラッドライン承認儀式」が開催。ユニットのリーダーで活動休止中の前WWEヘビー級、ユニバーサル統一王者ローマン・レインズのいとこ、シコアがリーダーに昇格する意向を完全拒否したヘイマンを合体パワーボムでアナウンステーブルにたたき落として制裁。ユニット追放を印象づけた。

 前週大会で突然、姿をみせてユニット入りを表明した「サモアの狼男」ジェイコブ・ファトゥのメンバー入りに対し、ヘイマンから「彼は危険すぎる」と反対されていたシコア。承認式典にはタマ・トンガ、タンガ・ロアとヘイマンの計4人でリングに上がっていたものの、シコアは「会場に呼んでいない」と説明していたはずのファトゥをリングに呼び寄せた。

 驚くヘイマンを横目に、シコアはレインズの決めぜりふでもある「オレを認めろ」と宣言すると会場からも大きなブーイング。観客からは「ローマンを呼べ!!」コールが起こったものの、トンガ、ロア、ファトゥから次々とリーダー昇格を認めてもらった。最後にシコアは、同じくヘインに対しても承認を求めたものの「愛している。認める、あたながリーダーではないことを!」と完全拒否されてしまった。

 するとシコアは即座にサモアンスパイクでヘイマンをマットに倒すと、ファトゥがコーナートップからのダイビングヘッドパットで痛めつけた。場外に運び出し、アナウンステーブルに向けて合体パワーボムでたたき落とした。その後、ヘイマンは担架で運び出され、救急搬送されていた。これでブラッドラインのリーダーはシコアが就任。ユニットを完全に乗っ取った形となった。

 もともとシコアは「レインズはユニットに復帰することはないだろう」と予言してきた。4月のレッスルマニア40大会以降、活動休止状態にあるレインズ、そしてヘイマンは事実上、ユニットから追放となった。7月6日(日本時間7日)のプレミアム・ライブイベント、マネー・イン・ザ・バンク大会ではザ・ブラッドラインが抗争を繰り広げるコーディ・ローデス、ランディ・オートン、ケビン・オーエンズ組との6人タッグ戦が決定済みだが、ヘイマンはセコンドから外れることになる。

 なおWWEスマックダウン大会はABEMAで放送された。