『#36 佐藤めぐみ~挑戦することに年齢は関係ない~』女子プロレスマガジン リレーコラムSEASON2

AI要約

佐藤めぐみはプロレスリング酒井組復帰を果たす

高校時代の友人とのプロレス観戦がきっかけでプロレスラーを目指す

苦労を経てプロレスラーとしてデビューし、後楽園ホールで活躍も一時はリングを離れる

『#36 佐藤めぐみ~挑戦することに年齢は関係ない~』女子プロレスマガジン リレーコラムSEASON2

はじめまして。元LLPWの“元祖女子高校生レスラー”佐藤めぐみです。このたび7月21日のプロレスリング酒井組 旗揚げ興行・新宿FACE大会で再デビューさせていただくことになりました。

プロレスとの出会いは高校1年生の時、仲の良かった友達が女子プロレス好きでプロレスを見に行こうと誘われて、初めは怖いイメージしかなかったので断っていたのですが、どうしてもというので一緒に生で観戦したその日の帰り道にプロレスラーになるための本を買って読んでいました。そのくらいプロレスに魅力を感じて自分もプロレスラーになりたいと思いました。

初めは全日本女子プロレスのオーディションを受けたのですが落ちてしまいました。でもどうしてもプロレスラーになりたかったので、情報を集めながらLLPWのオーディションを受けました。合格した時、まだ高校に在学中だったので部活とプロレスの練習を両立させながらLLPWの道場がある埼玉まで通っていました。プロテストを受け、1度目は落ちましたが2度目で合格。元祖女子高校生レスラーとしてデビューし、夢だったプロレスラーになることができました。

高校を卒業してから寮に入り、それまで実家にいた私は料理が苦手で、料理当番の日はカレーとシチューくらいしか作れませんでした。月に何度か先輩がちゃんこを作ってくださる日があったのですが、雑用が終わってからのちゃんこはほぼ具なしでした。それでもちゃんこの日が楽しみで、あの味は今でも忘れらません。

プロレスラーとしてプロレスの聖地、後楽園ホールで何度か試合をしたり、タイトル戦に挑戦する機会をいただいたり、地方巡業に行ったり数々の思い出がありますが、プロとしてリングに立つにはまだまだ自分自身が未熟で完成していなかった為、簡単に手放してしまいました。その結果、自覚と意識の足りなさからそれまでお世話になった方や先輩方への迷惑を顧みず、後先を考えないで突発的にそのままドロップアウトする形になりました。