帯広三条、11年ぶり北北海道大会進出 野手専念の4番竹迫諒がチーム全打点挙げる/北北海道

AI要約

帯広三条が11年ぶりに北北海道大会出場を決めた。

竹迫諒内野手が3打数2安打5打点と活躍し、逆転勝利の立役者となった。

投手から一塁手に転向した竹迫が大会に向けて準備を重ね、チームを勝利に導く意気込みを見せた。

<高校野球北北海道大会十勝地区予選:帯広三条5-4帯広南商>◇29日◇代表決定戦◇帯広の森

 帯広三条が5-4で帯広南商に逆転勝ちし、11年ぶり32度目の北北海道大会出場を決めた。

 4番の竹迫諒内野手(3年)が3打数2安打5打点とチームの全打点を稼ぎ出し、逆転勝利の主役になった。

 初回の1打席目に逆転の2点適時打を中堅に運ぶと、4回には2死満塁で、やや体勢を崩しながらも右中間に走者一掃の適時二塁打を放った。初戦の足寄戦は6番だったが、打順を上げて主砲の役目を存分に果たした。「自分が輝ける場所なら、打順はどこでもいい」と満面の笑みを見せた。

 今春まで右横手投げの投手だったが、佐藤竣介監督(30)の「打つ方に専念したほうがいい」との進言で一塁手に転向した。「投手として使ってきた練習時間をすべて打撃練習にして、今大会に備えてきた。北大会でもしっかり打って、チームを勝利に導きます」と威勢良く言い放った。