柔道ロシア勢は五輪参加を拒否 連盟会長、IOCに反発

AI要約

ロシア柔道連盟のソロベイチク会長が、パリ五輪の柔道でロシア選手の参加拒否を示唆。

IOCはロシアの個人の中立選手の出場枠を12人中4人のみ承認。ロシア側は反発。

ロシア柔道連盟は、スポーツマンシップに反する選考方法を非難。IOCは侵攻支持者や軍所属選手を対象外としている。

 【ジュネーブ共同】ロシア柔道連盟のソロベイチク会長は28日、来月開幕のパリ五輪の柔道でロシア選手の参加を拒否する意向を示した。タス通信が報じた。国際オリンピック委員会(IOC)は同日、出場を許可するロシアの個人の中立選手(AIN)について出場枠を得た12人のうち、4人のみ承認したと発表。同国側は少なさに反発した形だ。

 ロシアは柔道の強豪として知られる。ソロベイチク会長は「この屈辱的な条件は受け入れられない。選手の精神を破壊することを目的とした、スポーツマンシップに反する選考方法を非難する」とした。

 IOCは侵攻を支持する選手、軍や治安当局の所属選手は対象外としている。