ヤマハ、プラマック・レーシングと複数年契約。2025年からファクトリー仕様のYZR-M1は4台に/MotoGP

AI要約

ヤマハ発動機が2025年からMotoGPクラスに4台体制で参戦することを発表。

プリマ・プラマック・レーシングがヤマハのサテライトチームとして参戦することが明らかに。

2025年のプリマ・プラマック・レーシングのライダーラインナップは未定。

 6月28日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているヤマハ発動機株式会社は、プリマ・プラマック・レーシングと複数年契約を結び、2025年からインディペンデントチームとして迎え入れることを発表した。再びヤマハは4台体制となる。

 プリマ・プラマック・レーシングは、2005年からドゥカティのサテライトチームとしてMotoGPクラスに参戦を開始。2013年からはドゥカティのファクトリーからサポートを受け、ワークス同様の技術仕様を備えた最新型ドゥカティ・ディスモセディチGPを走らせていた。

 2023年はホルヘ・マルティンがスプリントで9勝、決勝では4勝を含む8度の表彰台を獲得する強さを発揮。ドゥカティワークスのフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)と最終戦までタイトル争いを演じた末にランキング2位で終えたが、チームタイトルを獲得した。そしてコンストラクターズチャンピオンにも輝き、ドゥカティのサテライトチームとしても貢献を見せた。

 2024年はマルティン、そして新しくフランコ・モルビデリをヤマハから迎え入れ、引き続きドゥカティ・ディスモセディチGP24を走らせている。しかし、2024年限りでドゥカティのサテライトチームを離れ、2025年からヤマハのサテライトチームとして参戦することが明らかとなった。

 ヤマハは、2022年までペトロナス・ヤマハSRTのサテライトチームを抱えていたが、2023年からはファクトリーの2台体制のみとなっていた。2年間の時を経て、ヤマハはサテライトチームにプリマ・プラマック・レーシングを迎え入れることになった。

 供給されるのはファクトリー仕様ヤマハYZR-M1となる。2025年のプリマ・プラマック・レーシングのライダーラインナップは、近日中に発表するという。

[オートスポーツweb 2024年06月29日]