“二刀流”ハードラー豊田兼が400M障害初優勝でパリ五輪内定!父の祖国フランスで初のシニア国際大会…陸上日本選手権

AI要約

男子400メートル障害で、豊田兼が日本選手権初制覇し、パリ五輪代表入りを確定させた。

豊田は110メートル障害と400メートル障害にエントリーし、ハードラーとして活躍している。

次は110メートル障害で標準記録突破を目指し、五輪代表入りを狙う。

“二刀流”ハードラー豊田兼が400M障害初優勝でパリ五輪内定!父の祖国フランスで初のシニア国際大会…陸上日本選手権

◆陸上 ▽日本選手権 第2日(28日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 男子400メートル障害決勝で、豊田兼(慶大4年)が、47秒99で日本選手権を初制覇した。パリ五輪の参加標準記録(48秒70)突破済みのため、今大会の優勝で代表入りが確定。父の祖国・フランスで開催されるパリ五輪で、悲願の初シニア国際大会代表入りを決めた。

 豊田は今大会、110メートル障害と400メートル障害にエントリー。2種目でのパリ五輪を目指す“二刀流”ハードラーだ。障害の高さやインターバルが違うため似て非なる種目だが、195センチの高身長と、長い手足をうまくコントロールする高レベルな身体技術で両立している。「新しいロールモデルを目指して、両立したい」と目標を掲げる。

 無事、1種目目の内定を手にし、気持ちを切らさず後半戦に臨む。110メートル障害は28日に予選、準決勝、29日に決勝が行われる。同種目ではまだ参加標準記録(13秒27)を突破していないため、3レースの中で標準切りも見据える。日本人史上初となる、ハードル2種目での五輪代表入りなるか。