【デスク便り】帝王賞終了…今週末は福島&小倉が開幕!欧州は愛ダービーとサンクルー大賞

AI要約

前半戦のG1、Jpn1が終了し、日本の競馬は夏シーズンに突入。夏の福島開催と小倉競馬が始まり、白熱のレースが予想される。

欧州ではアイリッシュダービーとサンクルー大賞が行われる。愛ダービーやサンクルー大賞には注目のメンバーが参戦する予定。

競馬ファンにとっては30日が熱い日となり、夏競馬と欧州の重要競走の結果を楽しみにしている。

【デスク便り】帝王賞終了…今週末は福島&小倉が開幕!欧州は愛ダービーとサンクルー大賞

 上半期を締めくくる古馬のダート最強馬決定戦、帝王賞が終わりました。これで今年前半戦のG1、Jpn1が終了。いろいろなドラマがありました(※個人的には予想が絶不調でした)。

 今週末は、東日本で夏の福島開催、西日本で夏の小倉競馬がスタートします。開幕週の日曜はラジオNIKKEI賞と北九州記念の重賞があります。どちらもハンデ戦で、白熱のレースになりそうです。

 日本の場合は宝塚記念、帝王賞でひと区切り、そこから夏競馬、そして、秋のG1シーズンへ…、という感じですが、欧州の場合は4月から平地シーズンが始まり、5月、6月と加速し、7月、8月もたくさんのG1競走が組まれています。

 30日の日曜はアイルランドのカラ競馬場でアイリッシュダービー(愛ダービー)、フランスのサンクルー競馬場では古馬のサンクルー大賞が行われます。

 愛ダービーは昨年、ディープインパクト産駒オーギュストロダンが英愛ダブル制覇を達成。今年は英ダービー馬シティオブトロイの参戦はありませんが、英ダービー2、3着馬が出走し、楽しみなメンバーです。登録があるロジャー・ヴェリアン厩舎のマツリ(牡、父シーザスターズ)はその名前も含めて、面白い存在になりそうです。

 サンクルー大賞は一昨年に勝ったアルピニスタが秋に凱旋門賞を制し、昨年覇者のウエストオーバーはキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、凱旋門賞で連続2着。変わらず2400メートル路線の重要なG1という位置付けです。

 サンクルー大賞の登録馬には水曜時点で、9頭が名前を残していて、英国の強豪ドバイオナー、昨年のパリ大賞覇者フィードザフレーム、エイダン・オブライエン厩舎のポイントロンズデール、ゴスデン厩舎で昨年英セントレジャー2着のアレスト、そして、昨秋のジャパンCに参戦(9着)し、今年初戦のリステッド競走を快勝しているイレジン(セン7、J・ゴーヴァン)の名前があります。

 30日の日曜日、今年の6月最後の日は、本格的にスタートする夏競馬最初の週を楽しんで(一生懸命に予想して)、夜はまったりと欧州の競馬の結果を眺めて過ごしたいなと思います。【競馬デスク@大阪中之島】