【インタビュー】「自分が表に立つキャラだとは全く思っていなかった」“不安”を乗り越えて立ち上げた立川アスレティックFCレディース・藤田実桜ファンクラブ誕生秘話

AI要約

立川アスレティックFCのキャプテン・上村充哉に続き、2人目のファンクラブが始動した。

始めたのは、レディースのキャプテン・藤田実桜。彼女が7カ月かけてスタートさせたファンクラブは、現時点では完璧ではないかもしれないが、ファンの方と一緒にコミュニティを築いていく決意を示している。

6月10日にファンクラブの始動をリリースした藤田に、立ち上げの背景とこの活動を通して届けたいものを聞いた。

【インタビュー】「自分が表に立つキャラだとは全く思っていなかった」“不安”を乗り越えて立ち上げた立川アスレティックFCレディース・藤田実桜ファンクラブ誕生秘話

立川アスレティックFCのキャプテン・上村充哉に続き、2人目のファンクラブが始動した。

始めたのは、レディースのキャプテン・藤田実桜。「入ってくれた人同士のつながりもつくりたい」と、これまでの考え方にとらわれない横の関係を築く「クラブ活動」のような“Fun”クラブが始まった。

始めは不安のほうが強かったという彼女が7カ月かけてスタートさせたファンクラブは、現時点では完璧ではないかもしれない。ただそれも自分だと受け入れた上で、これからファンの方と一緒にコミュニティをつくりあげていく。

6月10日にファンクラブの始動をリリースした藤田に、立ち上げの背景とこの活動を通して届けたいものを聞いた。

──まず、なぜ今このタイミングでファンクラブをつくったのでしょうか。

ファンクラブをつくったのは、普段から仲良くしてもらってる人に「ファンクラブをやってみたら?」と言われたのがきっかけでした。

最初は自分がファンクラブをやるキャラだとは全く思っていなかったので、やれるのかなという不安が強かったです。SNSでさえ影が薄めなのに……。

でもこれまでは、個人を応援したいと言われた時になにもなかったけれど、ファンクラブをつくることで「こんなことをやっているので応援してください」と言えるようになるなと思いました。そしてまだ考え中なところもあるんですけど、コミュニティから自分だけでなくフットサルを応援してもらえたり、盛り上げたりするきっかけになったらいいのかなと思っています。

──「やれるのかな」という思いがあったそうですが、どんなところが不安でしたか?

……全部です(笑)。一つは、さっきもキャラじゃないと言いましたが、自分が表に立ってなにかを提供していくことが本当にできるのかなと。そこの自信が最初はなかったですね。

あとは、どうやっていけばいいのか。システムや細かい流れなど、ファンの方が入ってくれたとして、そこから本当に運営していけるのか。楽しみもあったけど、不安の方が大きかったし、今もゼロではありません。

──新しいことを始めるのは大変ですよね。

そうですね。“ファンクラブ”という名前が本当に適切なのかは、ずっと引っかかっていました。ファンクラブというとどことなく一方通行な感じがしてしまうので、他の名前にしようかという案もありましたが、最終的にこの名前でいくことにしました。やることは「ファンクラブ」というよりも「クラブ活動」のイメージです。普通のファンクラブとは違う感じにしていきたいですね。

──不安があるなかで、どのようにリリースに踏み切ったのでしょうか?

不安が全てなくなったわけではないけど、リリースに向けて「やるよ、やるよ」と周りに伝えていくことで気持ちをつくっていった感じではあります。

あとは一緒にファンクラブをつくってくれている人と話していくなかで、あれやりたいな、これやりたいなと自分が思うことができた。前のめりになっている自分を発見したから、踏み切れたのだと思います。