【尼崎ボート・SGグランドチャンピオン】宮地元輝の疑問にここで答えます

AI要約

ドリーム戦は昨年度のSG予選ポイント合計の上位6人で争われる。石野貴之さんや馬場貴也さんが届いていない理由に疑問が呈されているが、ポイントの集計方法に誤りはない。

グランプリ2nd組がポイントを稼ぎにくい状況にあることが指摘されており、選出基準の改訂を求める声も上がっている。

現行の選出システムに関する疑問や不満があるが、改善が進むには選手会の働きかけが必要である。

【尼崎ボート・SGグランドチャンピオン】宮地元輝の疑問にここで答えます

<24日・尼崎ボート・前検>

<記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々>

 ドリーム戦は昨年度のSG予選ポイント合計の上位6人で争われる。そのドリーム組の共同会見で宮地元輝がぽつり。「自分よりドリームに乗っていてもおかしくない人がいるのに、ポイントの数え方はどうなっているんでしょう。石野貴之さんや馬場貴也さんが届いていないとは…」

 確かにもっともな疑問だだが、合計点に誤りはない。宮地が248点で、石野は243点、馬場は233点。石野はチャレンジカップに出場していれば、馬場はグランプリの妨害失格(減点15)がなければドリーム圏内にいたはずだ。

 ただ、グランプリ2nd組が、グラチャンポイントを稼ぐ点で不利なのは事実。選出基準は「SG予選」の得点で、予選の1~6着が10~1点、ドリームやトライアルが10~5点。2nd組はグランプリでは最高でも30点しか稼げないのだ。

 グラチャンの選出基準は大会制定以来そのままだと思われ、ドリームの1~3着の得点が12、10、9点に増量されて以降も、グラチャンの選出ポイントの1~3着は10、9、8点のまま。グランプリシリーズがSGに格上げされて以降も、そこに差別化は図られていない。以前はシリーズ戦がGⅠだったから、グラチャンポイントは無関係だっただけなのだ。

 そんなわけで改訂した方がいいと思うのだが、地方の一メディアの私が何と申し入れたところで発言権は弱い。ここは選手会が「これは公平性を欠く」と動く場面か。いつか改訂されて、あの記者が言っていたことはまっとうな主張だったな、と誰かに認めてもらえる日が来ることを待つ。

 ▼5R ドリームは逃した石野貴之だが、予選で荒稼ぎも十分な前検気配。4-16-126。

 ▼7R 馬場貴也が絶妙の差しを繰り出して白星を奪取。2-1-35。