宝塚記念デーの新馬戦で話題の良血馬が激突!【今週のデビュー馬情報】

AI要約

6月22日のデビュー予定馬には、高い期待を背負った良血馬やPOGで人気を集めた馬が名を連ねている。

複数の厩舎から出走予定で、様々な母系を持つ馬たちがデビューを控えており、競馬ファンにとって注目のメンバーとなっている。

新馬戦での成績次第では今後の動向にも大きな影響を与える馬たちであり、デビュー戦の結果が楽しみである。

◆6月22日のデビュー予定馬

●東京芝1800m

プリモシークエンス(牡、エピファネイア×プリモシーン、美浦・木村厩舎)

母は重賞3勝、ヴィクトリアマイル2着。おじダノンエアズロック(リステッドレース2勝)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前の追い切りのもの)はウッド6F81秒6-11秒2。

「調教を重ねる毎に動きは良くなっており、楽に好タイムが出ている。良血馬らしく秘めている能力は高く、お母さん同様に切れる脚が使えそう。初仔でも馬体は恵まれている(500キロ台)」と記者の話。鞍上はルメール騎手。

ソロモン(牡、ミッキーアイル×シロインジャー、美浦・堀厩舎)

全姉メイケイエール(重賞6勝)、おじアマンテビアンコ(交流G1羽田盃勝ち馬)、近親ソダシ(G1を3勝)、ママコチャ(スプリンターズS勝ち馬)。ウッド6F83秒3-11秒3の時計をマークし、同厩の評判馬サトノカルナバルと併入している。鞍上はレーン騎手。

イスキオス(牡、キタサンブラック×アルベルティーヌ、美浦・栗田厩舎)

母は2勝。おじソールオリエンス(皐月賞勝ち馬)、ヴァンドギャルド(富士S勝ち馬、ドバイターフ2着)。ウッド5F68秒0-11秒3と終いの時計は上々だ。

●東京芝1400m

サトノカルナバル(牡、キタサンブラック×リアリサトリス、美浦・堀厩舎)

全兄ジャスティンスカイ(現6勝)。追い切りはウッド6F82秒9-11秒2。「時計を見ても分かる通り、追い切りは水準レベルを軽くクリア。堀厩舎らしく質の高い調教を積まれている。全兄のジャスティンスカイも距離を短縮して成績が向上したけど、全弟もスピードを感じさせる走り。新馬戦から好勝負必至」と記者の話。鞍上はレーン騎手。

デアマトローナ(牝、キズナ×ホームカミングクイーン、美浦・国枝厩舎)

半兄ダノンマッキンリー(ファルコンS勝ち馬)。時計はウッド6F81秒8-11秒8。兄はデビューから2連勝しており、本馬も初戦から結果を出したい。鞍上はルメール騎手。

ヴェロニカペルシカ(牝、ダイワメジャー×アラッザ、美浦・田島厩舎)

母はドイツG2で3着。ウッド5F66秒4-11秒5。内目をまわったこともあり、速い時計が出ている。鞍上は戸崎騎手。

●京都芝1400m

メルキオル(牡、ナダル×サングレアル、栗東・松永幹厩舎)

母はフローラS勝ち馬。半姉エピプランセス(3勝)、おばブエナビスタ(G1を6勝)、ジョワドヴィーヴル(阪神JF勝ち馬)。時計はCW6F80秒9-12秒2。全体時計は、12日栗東CW6Fの2歳で3番目に速い時計になる。ナダル産駒は、15日土曜日までに産駒が3勝しており、本馬も期待が高まる。鞍上は川田騎手

ラプラーニュ(牝、モーリス×フレジェール、栗東・渡辺厩舎)

母は2勝。半姉エバーキュート(4勝)。おばエアトゥーレ(京都牝馬S勝ち馬)、いとこキャプテントゥーレ(皐月賞勝ち馬)、シルヴァーソニック(重賞2勝、天皇賞・春3着)、アルティマトゥーレ(重賞2勝)。CW6F83秒2-11秒2と、終いの時計が特に目立っている。鞍上は松山騎手。

アーリントンロウ(牡、タワーオブロンドン×ユメノトキメキ、栗東・松下厩舎)

母は3勝。POGでも穴人気になっていた一頭。坂路53秒5-12秒4と水準はクリアしている。タワーオブロンドン産駒は、2歳戦の開幕2週で4頭がデビューし、3頭が2着と好走している。鞍上は西村淳騎手。

ケイアイブイスリー(牡、ルヴァンスレーヴ×ケイアイガーベラ、栗東・平田厩舎)

母はカペラS、プロキオンS勝ち馬。半兄ケイアイノーテック(NHKマイルC勝ち馬)、ケイアイシェルビー(現4勝)。CWで6F83秒3-11秒7をマークしている。

ネーヴェフレスカ(牝、ニューイヤーズデイ×グランデアモーレ、栗東・石坂厩舎)

母は4勝。半兄グランデマーレ(現5勝)、おじシュペルミエール(日経新春杯3着)。CW6F82秒4-12秒2と、全体時計は合格点だ。鞍上は岩田望騎手。

モンテディアーナ(牝、ドレフォン×アズールムーン、栗東・四位厩舎)

母は2歳時に2勝。半兄ターコイズフリンジ(現2勝)、おばエスメラルディーナ(関東オークス勝ち馬)、おじコンシリエーレ(現5勝、GⅢサウジダービー3着)。CW6F85秒0-11秒1と上がりの時計が目立っている。

●函館芝1200m

ポッドベイダー(牡、リオンディーズ×ヴェルメンティーノ、美浦・上原佑厩舎)

母は3勝。半姉マルカラビッド(エーデルワイス賞勝ち馬)。5月23日は美浦ウッドで6F81秒0-11秒5の好時計、1週前の坂路でも4F52秒7-11秒7と終いが目立つ。「美浦でしっかり乗り込まれ、1週前に函館に輸送。函館2歳Sを狙っている期待馬で、新馬戦で負けていられない」と記者の話。鞍上は佐々木騎手。

ヤンキーバローズ(牡、エピファネイア×キャンディバローズ、栗東・上村厩舎)

母はファンタジーS勝ち馬。おばファインチョイス(函館2歳S勝ち馬)、おじアットウィル(クローバー賞1着)。2週前のCWは6F83秒6で、最後の2Fは11秒0-11秒1。1週前の坂路も52秒3-12秒1を出しており、母系通りに2歳戦から活躍を見込める。鞍上は岩田康騎手。なお翌日の新馬1200m戦にまわる可能性もある。

◆6月23日のデビュー予定馬

●東京芝1600m

ソラムパレード(牡、サトノアラジン×エバーグレーズ、美浦・久保田厩舎)

ウッド6F80秒2-11秒7は、12日美浦ウッド6Fの2歳2番時計。一つ上のインペリアルモートは新馬戦2着、二つ上のセリオーソは新馬勝ちしており、本馬もデビュー戦から好結果を期待したい。鞍上は吉田豊騎手。

ジョリーレーヌ(牝、モーリス×レッドレグナント、美浦・大竹厩舎)

母は4勝。おじジュンブロッサム(4勝)。ウッド6F80秒6で、1Fは11秒0。時計の出る現在の美浦ウッドを考慮しても、1F11秒0は評価できる。

ボンヌソワレ(牝、レイデオロ×ノッテビアンカ、美浦・宮田厩舎)

母はフランスG1で3着。半兄ロングラン(小倉大賞典2着)。ウッド6F82秒9-11秒5の好時計を、余裕をもってマークしている。鞍上は津村騎手。

ヴァルキリーバース(牝、エピファネイア×グロリアーナ、美浦・田中博厩舎)

母は2勝。おばデニムアンドルビー(重賞2勝、G1で2着2回)。6月8日デビューを予定も熱発で回避。改めて6月15日の東京マイル戦を予定していたが、万全を期して更に伸ばし、当レースでデビューを迎える。時計はウッド6F83秒1-11秒7が出ている。鞍上は三浦騎手。

ディペンダブル(牝、ナダル×アルアマーナ、美浦・菊沢厩舎)

母は2勝。おばディアマイダーリン(交流G3クイーン賞勝ち馬)。ウッド6F82秒6-11秒5で、稽古駆けする古馬と併入している。鞍上は横山典騎手。

●京都芝1800m

エリキング(牡、キズナ×ヤングスター、栗東・中内田厩舎)

母は豪州G1勝ち馬。セレクトセール2億3100万円(税込)。追い切りはCW6F82秒8で、上り2F11秒4-11秒2は強烈。POGでも特に人気を集めた一頭で、注目のデビュー戦となる。鞍上は川田騎手の予定。

サラコスティ(牡、エピファネイア×サロニカ、栗東・池添厩舎)

母はエルフィンS1着。半姉サロニコス(現2勝)、おじサリオス(朝日杯FS勝ち馬)、おばサラキア(G1で2着2回)、サリエラ(重賞2着2回)、サフィラ(アルテミスS2着)。時計はCW6F83秒5-11秒4。こちらもPOGで高い人気を集めた馬。エリキングとの対戦は必見だ。鞍上はルメール騎手。

ルージュレアリーズ(牝、レイデオロ×ラストグルーヴ、栗東・福永厩舎)

半兄レッドモンレーヴ(京王杯2歳S勝ち馬)、ランフォザローゼス(重賞2着3回)、おばアドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2勝)、ルーラーシップ(香港G1クイーンエリザベス2世C勝ち馬)。時計はCW6F80秒9-11秒9。追い切りに騎乗した武豊騎手の評価も良かったようで、楽しみは増している。鞍上は武豊騎手。

シーク(牡、キズナ×セレブラール、栗東・角田厩舎)

母は3勝。半姉ベルカント(重賞5勝)、イベリス(重賞2勝)。時計はCW6F83秒5-11秒6。まだ速めの本数は他馬より少なく、上昇の余地は大きい。鞍上は戸崎騎手。