甲子園で松坂大輔と投げ合った元日テレ・上重聡アナが語る野球YouTubeの魅力と「視聴必至のチャンネル」4選

AI要約

上重聡氏が語る野球YouTubeの魅力とは、専門性の高い話ができる点や自由な空気感が魅力であること。

上重氏自身が日常的に野球YouTubeを視聴し、特に視聴必至の4つのチャンネルを紹介。

紹介されたチャンネルは、江川卓のたかされ、宮本慎也の解体慎書、トクサンTV、Yu Darvishで、それぞれの特徴や魅力が述べられている。

甲子園で松坂大輔と投げ合った元日テレ・上重聡アナが語る野球YouTubeの魅力と「視聴必至のチャンネル」4選

 試合の分析から技術解説、選手の本音トークなど、今一番アツい野球情報を手に入れられるメディアとして、YouTubeが盛り上がりを見せている日本テレビで長年野球中継を担当した上重聡さんは、野球YouTubeの魅力をこう語る。

「TVの野球中継では、専門的な技術の話に走ると、視聴者を置いてきぼりにしてしまうときがある。一方でYouTubeなら、専門性の高い話が存分にできる。プロ野球OBの皆さんもいきいきとして話すし、建前なしの自由な空気感が魅力なんだと思います」

 上重氏も、一野球ファンとして日常的に野球YouTubeを見ているという。2023年6月には上述の「トクサンTV」にゲスト出演をした。

「キャッチボールをしながらトークするというシンプルな内容でした。いつの間にかリラックスして、いろいろと話してしまいました。野球人から本音を引き出すいいアイデアだと思いましたね」

 以下、上重アナに「視聴必至の野球YouTube」4つを選んでもらった。

(※登録者数は2024年5月30日時点 編集部調べ)

 高校時代はPL学園のエース投手として、松坂大輔を擁する横浜高校と甲子園で熱戦を繰り広げた上重聡氏が、テレビでは迫れない視点の野球YouTubeチャンネルを紹介。(カッコ内は全て上重氏)

●江川卓のたかされ(江川卓) 登録者数26万5000人

“たかされ”とは“たかが野球、されど野球”の意。「日テレ時代に江川さんとは中継でよく組みましたが、観察眼や洞察力が鋭く、まるで予言者のようでした」。

●解体慎書【宮本慎也公式YouTubeチャンネル】(宮本慎也)登録者数20万人

 元ヤクルトの守備の名手が辛口の選手評価と技術解説を行なう。「PL学園の大先輩。里崎さんと似ていて、言いにくいこともずばりと指摘されるところが気持ちいいですね」。

●トクサンTV【A&R】登録者数80万人

 帝京高校野球部出身のYouTuberがプロ顔負けの熱量でアマチュア野球に取り組む。ダルビッシュ有からドラフト候補までゲストが多彩。「将来プロになるようなスターの原石を探し出す楽しみがあります」。

●Yu Darvish(ダルビッシュ有)登録者数69万4000人

 パドレス所属のダルビッシュ有が不定期に投球の様子やトーク動画を投稿。「現役メジャーリーガーが生の声で、米野球の最新事情や技術論を語ってくれるのは、それだけで価値があります」。

取材・文/清水典之

※週刊ポスト2024年6月21日号