鈴木優磨が5月度のJ1月間MVPを受賞! 4得点2アシストの活躍で“常勝鹿島”の復活へ邁進

AI要約

Jリーグは、5月度の月間MVPや月間優秀監督賞、月間ヤングプレーヤー賞、月間ベストゴールを発表した。

各リーグから選出された選手や監督に対するコメントや受賞理由が述べられている。

さらに、J1、J2、J3リーグそれぞれの受賞者やベストゴールの受賞作品も発表されている。

鈴木優磨が5月度のJ1月間MVPを受賞! 4得点2アシストの活躍で“常勝鹿島”の復活へ邁進

 Jリーグは11日、5月度の「明治安田Jリーグ KONAMI月間MVP」、「明治安田Jリーグ 月間優秀監督賞」、「明治安田Jリーグ月間ヤングプレーヤー賞」、「明治安田Jリーグ 月間ベストゴール」を発表した。

 J1リーグの月間MVPは、鹿島アントラーズに所属するFW鈴木優磨が受賞した。5月に行われたリーグ戦全6試合に出場し4得点2アシストを記録。5勝1分の好成績の立役者となった同選手に対して、Jリーグ選考委員会の北條聡委員は「常勝鹿島の水先案内人。自ら点を取るだけでは飽き足らず、鋭いラストパスで仲間のゴールをお膳立て。無論、精神的支柱でもあった」と絶賛している。

 J2リーグの月間MVPには、ベガルタ仙台に所属するFW中島元彦が輝いた。リーグ戦4連勝に貢献する5試合4得点など、4年ぶりのJ1復帰を目指すチームを上昇気流に乗せた。山本昌邦委員は「上位に進出してきたところで、チームの全8得点中4点に絡んでいて価値がある。接戦の試合が多い中であきらめない泥臭いところの活躍が印象に残っている」と賛辞を送っている。

 J3リーグでは、FC琉球に所属するMF富所悠が月間MVPを勝ち獲った。3試合で2勝1分の2位浮上という好成績を収めたチームの背番号『10番』に対して、平畠啓史委員は「5月、2勝1分、順位も2位に浮上した琉球を牽引。今季はポジションを一列上げ、攻撃の局面で重要な役割を果たしていた。14節宮崎戦の決勝点となる直接FKも見事だった。まさにミスター琉球の働き」と述べている。

 加えて、J1リーグの月間優秀監督賞には、鹿島アントラーズを率いるランコ・ポポヴィッチが選出された。丸山桂里奈特任委員が「得点力も凄いが、後から投入した選手が得点に絡み、交代で試合をコントロールしていた。広島、神戸の上位対決をキッチリ勝って首位争いに絡んだ」と語ったように、ヴィッセル神戸との上位対決を制するなど、6試合で勝ち点16の上積みに成功。2016シーズンを最後に遠ざかっているリーグ優勝に向け、“常勝軍団”が首位FC町田ゼルビアを追走している。

 J2リーグでは、ベガルタ仙台を率いる森山佳郎監督が同賞を受賞。育成年代の指導実績は豊富な反面、プロクラブの指揮が初めてとなる中、今月は4連勝で昇格プレーオフ圏内に再浮上。足立修委員長も「初めてのプロチームの監督。ようやく森山色が浸透してきて、乗ってきた」とコメントしており、4年ぶりのJ1復帰に勢いづいている。

 J3リーグでは、福島ユナイテッドFCを率いる寺田周平監督が同賞に輝いた。5月は3戦全勝と好調で、橋本英郎委員からも「3連勝だけでなく、4月からの連勝継続の点でも高評価。開幕当初の苦戦から現在のサッカースタイルを貫き、チームへの浸透がみられた。今の福島のサッカーはこれだ! とわかるスタイル作りで勝ちもしている」と高評価を得ている。

 また、今シーズンから新設された月間ヤングプレーヤー賞には、J1リーグからFC東京に所属するMF俵積田晃太、J2リーグから栃木SCに所属するFW南野遥海、J3リーグからはツエーゲン金沢に所属するMF梶浦勇輝がそれぞれ選出された。

 そして、各リーグのベストゴールも発表。J1は、柏レイソルに所属するDF犬飼智也の第13節FC東京戦での長距離砲が受賞。J2は清水エスパルスに所属するMF矢島慎也の第13節栃木SCのゴールが、J3は月間MVP賞と同時受賞となるFC琉球に所属するMF富所悠の第14節テゲバジャーロ宮崎戦のゴールが、栄えある賞に輝いている。

 5月度の各賞受賞者一覧、および受賞者のコメントは下記の通り。