阿部巨人、交流戦残り6試合で2敗はできない正念場 過去9度の交流戦勝ち越しで7度リーグV 負け越すと…

AI要約

巨人は交流戦で楽天と日本ハムと残りのカードを戦い、5位タイの成績を収めている。

巨人と楽天の対戦成績は巨人の勝ち越し優位だが、最近の勝ち越し率が低いことが懸念されている。

交流戦で勝ち越すことが重要であり、過去の記録からもリーグ優勝との相関性が見られるため、楽天戦で勝ち越すことが大きな意味を持つ。

阿部巨人、交流戦残り6試合で2敗はできない正念場 過去9度の交流戦勝ち越しで7度リーグV 負け越すと…

 交流戦6勝6敗で5位タイ。残り2カードは、首位・楽天と日本ハムだ。楽天は現在9勝3敗、日本ハムは5勝6敗だが、巨人は1カード目の楽天戦で2敗すると、10勝止まり。楽天を抜けなくなるため、交流戦V逸が確定する。また、18試合制となった15年以降、優勝チームの最少勝利数は11勝。どちらにしても、残り6試合で2敗ができない状況。ここが正念場だ。

 巨人の楽天戦は、通算40勝28敗、勝率.588。勝ち星、勝率は西武戦42勝(26敗3分け)勝率.618に次ぎともに2番目だ。ただし、18試合制となった15年以降の8シーズンで勝ち越し3度、負け越し5度の10勝14敗と劣勢。2年連続1勝2敗と負け越しているのは気になるところだ。

 交流戦Vよりも、現実的には勝ち越しが大事。巨人が交流戦で勝ち越した年のレギュラーシーズン順位は、05年5位、07年V、08年V、09年V、12年V、13年V、14年V、19年V、23年4位、9度のうち、7度がリーグV。負け越しのときはV逸と、はっきりしており、楽天戦で波に乗り、勝ち越したいところだ。(福山 智紀)