【大学選手権】最速151キロ完全男、西武・平良を参考に「8割は真っすぐ」…真っ向勝負で3安打完封勝ち

AI要約

中京大は第73回全日本大学野球選手権大会の1回戦で4-0で日本文理大を下し、最速151キロの右腕・高木快大が3安打完封を達成した。

高木は全国初勝利を喜び、走者を出しても粘り強く投げ、緊張せずに投げられたとコメントした。

高木の高いホップ率を活かし、真っすぐを中心に投球し、高めのストレートで打たれないように心掛けている。

【大学選手権】最速151キロ完全男、西武・平良を参考に「8割は真っすぐ」…真っ向勝負で3安打完封勝ち

◆第73回全日本大学野球選手権大会▽1回戦 中京大4―0日本文理大(10日・神宮)

 今春の愛知大学野球リーグ戦、開幕試合で名城大を相手に完全試合を達成した、最速151キロを誇る中京大の3年生右腕・高木快大(はやと)=栄徳=が3安打完封で初戦突破した。

 自身の全国初勝利に「素直にとてもうれしい気持ち。ゼロに抑えられたことが、一番良かった。走者を出してから、粘って投げられた。緊張せずにワクワク投げられました」と笑みがあふれた。

 ホップ率の高さが売りで「手先でというよりは、下半身で投げるイメージ。ストレートと分かっていても、打たれないことを目標にやっています」。この日の141球のうち、「8割は真っすぐ」の真っ向勝負。西武・平良の「高めのストレートが一番打たれない」という教えを参考に、5回2死まで完全投球、6回2死まで無安打に封じ、神宮の記者席にも快挙達成への期待が高まった。

 ネット裏で視察した巨人・木佐貫スカウトは「球速も出ているし、真っすぐの精度も高い。シュート回転せず、両サイドにしっかりと投げていた」と将来性に期待した。「日本一を目指してやっている。次も一戦必勝で、最終的に日本一になれたら」と高木。まずは2回戦・中部学院大(東海地区大学)との“隣県対決”を勝ち抜く。(加藤 弘士)