山本由伸、ヤンキースタジアムデビュー戦でMLB最強打線を完全に支配

AI要約

山本由伸がヤンキースタジアムで超強力打線相手に素晴らしい投球を見せ、チームの勝利に貢献。

デイリー・ニュースが山本の精度の高さと球速の向上を称賛。

敵将アーロン・ブーン監督も山本の球速の上昇に驚き、強力な投球に対処するのが難しかったとコメント。

山本由伸、ヤンキースタジアムデビュー戦でMLB最強打線を完全に支配

ドジャースの山本由伸は現地6月7日(日本時間8日)、敵地ヤンキースタジアムでのヤンキース戦に先発登板。

今季のMLBで最多得点を誇る超強力打線を相手に7回106球を投げ、2安打無失点、7奪三振2四球と圧巻のパフォーマンスを見せ、チームの勝利に貢献した。山本に勝敗はつかなかったものの、試合は延長の末、ドジャースが2-1で勝利した。

ニューヨークの地元紙『デイリー・ニュース』は試合後、電子版に「ヨシノブ・ヤマモトがヤンキースタジアムデビューで圧倒し、ドジャースが強力打線に勝利」と題した記事を掲載。

その冒頭で右腕がゲーム前に行う遠投でのウォームアップ投球での精度の高さについて触れた上で、「それが60フィート6インチ(18.44m/マウンドから本塁まで)となると、ヤマモトはブロンクスのマウンドで、さらなる精度の高さを見せつけた」とした。

そして、「契約を突っぱねたチームにして、野球界最高打線に対して始めた投げた25歳は、106球中ストライクを72球投げ、7回を無失点に抑える中、四球を2つとした」と伝えた。

続けて記事では、デーブ・ロバーツ監督による「ドジャースで最高の登板だった。見ての通りだよ。彼は感じていたんだ。彼は我々が(こういうパフォーマンスを)欲しているのを知っていたし、それが彼のベストを引き出したんだ」。

「だから、今夜の彼の頑張りは、言葉では十分に表現し切れないね」とのコメントを引用しつつ、この夜の山本の投球について、「強力なコマンドに加え、ヤマモトは異なる6球種を使いながら、ヤンキースから三振7つを奪うなかで、球速アップを謳歌した」とした。

その上で、「彼は速球の平均を時速95.3マイル(153.4キロ)としてこの試合を迎えたが、金曜の試合ではそれが97マイル(156.1キロ)に上がり、何度か98マイル(157.7キロ)をマークした」と続けた。

敵将アーロン・ブーン監督は、「これまでより球速が上がっていた。もちろん、これまで実際に生で彼のことを見たことはなかったが、彼はかなりハードに投げていたように見えたし、これまでより2マイル(3.2キロ)ほど速かった。そして、彼はそれを制球した。今夜の彼は、我々にとってはタフだった」とのコメント。