【巨人】今季9度目完封負けでリーグ最速30勝ならず 戸郷は8回5安打2失点の力投も3敗目 ヘルナンデスが拙守連発 打線がわずか2安打

■プロ野球　交流戦　巨人 0－2 オリックス　（7日　東京ドーム）

巨人はオリックスに今季9度目の完封負けで29勝25敗4分となった。

試合は先発・戸郷が初回にセンター・ヘルナンデスの拙守でピンチを招くと、西川に適時打を浴び0－1。さらに4回に紅林に2号ソロを浴び0－2。一方の打線は相手先発・東晃平に8回まで2安打無得点。9回は守護神・マチャドの前に得点奪えず完封負けを喫した。

スタメンは1番ライト・丸、2番センター・ヘルナンデス、3番セカンド・吉川、4番サード・岡本和、5番ファースト・秋広、6番レフト・立岡、7番キャッチャー・岸田、8番ショート・泉口、9番ピッチャー・戸郷のオーダーを組んだ。坂本はベンチスタート。

戸郷は今季11度目の登板、ここまで5勝2敗、リーグ6位・防御率1.78。前回の5月21日・西武戦（ベルーナドーム）は7回を3安打1失点（自責1）で勝ち投手、自身2連勝中。

立ち上がりは中川を三ゴロに打ち取るも、西野のセンターへの鋭い打球をヘルナンデスが目測を誤りジャンプするも届かず頭を越され記録は三塁打となり1死三塁。同級生の3番・太田は空振り三振に打ち取るも、西川に右前適時打を浴び0－1と先制を許す。

打線はオリックス先発・東に対し、初回は三者凡退に終わる。2回は2死から立岡が四球を選ぶも、岸田が二ゴロに倒れる。

戸郷は3回に2死走者なしから3番・太田にセンターフェンス直撃の当たりを打たれると、ヘルナンデスがクッションボールの処理を誤り三塁打に。ここで先ほど適時打を浴びた西川は投ゴロに打ち取り追加点は許さず。

3回の攻撃は2死から丸がチーム初安打となる左前安打を放ち、ワイルドピッチもあり二塁へ。ここで拙守が続くヘルナンデスは中飛に倒れ同点ならず。丸はこれで6試合連続安打、22試合連続出塁となった。

すると戸郷は4回に先頭の紅林にレフトスタンドへ2号ソロを浴び0－2と追加点を許す。さらに頓宮に中前安打を浴びるも、来田を空振り三振、若月を遊ゴロ併殺打に打ち取り最少失点で切り抜ける。

打線は5回に先頭の立岡が左前安打、岸田は右飛も、泉口が四球を選び1死一、二塁。戸郷は送りバントを決め二、三塁と好機を拡大させるも丸は粘りをみせるも変化球を引っかけ一ゴロに終わり5回まで無得点。

さらに6回は2番・ヘルナンデスからの好打順も三者凡退、7回も三者凡退とここまで2安打無得点と沈黙。

戸郷は5回から7回まで3イニング連続で三者凡退に抑えると、8回もマウンドに上がる。先頭の東を見逃し三振に打ち取ると、中川を二ゴロ、西野を投ゴロとし4イニング連続三者凡退。直後の攻撃で代打を出され、8回108球5安打8奪三振1四球2失点で降板。

8回は泉口に代打・中山を送るも二ゴロ、戸郷の代打・長野が一ゴロ、丸が一ゴロに倒れる。

9回は守護神・マチャドに対し、2番・ヘルナンデスからも追いつくことができず今季9度目の完封負けを喫した。戸郷は8回2失点も3敗目（5勝）を喫した。