渡辺一平「日本のお家芸復活を」2大会ぶりの五輪へ力強く宣言「メダルと日本新を目標に」【競泳】

AI要約

愛知県登録の競泳男子選手たちがパリ五輪に向けて抱負を語った。渡辺一平は日本のお家芸である男子200メートル平泳ぎで日本の伝統を取り戻す意気込みを見せた。

渡辺はリオ五輪以降、表彰台に上がれておらず、メダル獲得に意欲を燃やしている。自身の成長を感じつつ、金メダルと日本記録更新を目指して頑張る決意を示した。

パリ五輪の舞台に自分の成長をぶつけると捉え、今季の調子の良さで金メダルを狙えると自信を持っている渡辺一平。真夏の歓喜を目指して頑張る姿勢を見せた。

渡辺一平「日本のお家芸復活を」2大会ぶりの五輪へ力強く宣言「メダルと日本新を目標に」【競泳】

 7月開幕のパリ五輪の日本代表で、愛知県登録の競泳男子の渡辺一平(27)=トヨタ自動車、谷口卓(22)=中京清泳会、村佐達也(17)=中京大中京高、アーティスティックスイミング(AS)の吉田萌(28)=愛院大職、藤井萌夏(19)=中京大=が6日、名古屋市内で記者会見し、大会への抱負を語った。

 「日本のお家芸復活を僕自身、成し遂げたい」 2016年リオデジャネイロ以来、2大会ぶりの五輪となる男子200メートル平泳ぎの渡辺が力強く宣言した。この種目は北島康介が04年アテネ、08年北京の両五輪を連覇。続く12年ロンドン五輪でも立石諒が銅メダルを獲得するなど日本のお家芸とも言えるが、リオ以降、日本人は表彰台には上がっていない。

 北島の後継者として期待されたリオで6位に終わり、東京五輪は代表に落選した渡辺。それだけに”メダルのたすき”をつなげなかったことへの無念さは誰よりも強い。悔しさを乗り越えた自負があるからこそ、「(その経験で)強く、大きくなれた」とも口にした。

 一回りも二回りも成長した自分をぶつけるのがパリの舞台と捉える。2大会ぶりの五輪に向け、緊張感を楽しめる精神力が今はある。「今季の調子の良さで考えれば、金メダルを狙えるところにいるのではないかと思っている。まずはメダル獲得と日本記録更新を目標に頑張っていきたい」。失意を知る27歳が、真夏の歓喜を見据えた。