ガッカリ…。今季期待ハズレだった欧州日本人(6)ケガが多すぎ…。ドイツ1年目で不運の東京五輪世代

AI要約

ドイツ2部リーグに所属する林大地が、怪我の影響で十分な活躍ができずにシーズンを終えた。

林は14試合で2得点2アシストの成績を残したものの、怪我による離脱が多く起こり、期待に応えられなかった。

ニュルンベルクにとっては林の得点力不足が課題であり、林本人も怪我の影響を受けずにプレーしたいと考えている。

ガッカリ…。今季期待ハズレだった欧州日本人(6)ケガが多すぎ…。ドイツ1年目で不運の東京五輪世代

 ヨーロッパ主要リーグの2023/24シーズンが終了した。各地で評価を高めた日本人選手がいる一方で、さまざまな理由から望んでいたような活躍ができず、周囲の期待に応えられなかった選手もいる。今回は、今季十分な働きができなかった日本人選手をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』を参照。

FW:林大地

生年月日:1997年5月23日(27歳)

所属クラブ:ニュルンベルク(ドイツ)

2023/24リーグ戦成績:14試合2得点2アシスト

 東京五輪世代の林大地は、2021年夏にシント=トロイデンに加入し、ベルギー1部リーグで2年連続7得点を記録した。昨年夏にレンタルでニュルンベルクに移籍し、ドイツ2部で新たな挑戦を始めたが、期待には届いていない。

 林は第2節、第3節と続けてアシストを記録して良いスタートを切ったが、その後アキレス腱の負傷で1カ月程度の離脱を強いられてしまった。復帰後にドイツでの初得点を挙げたが、2024年に入って再びアキレス腱を痛めてしまい、シーズン後半戦はほとんど出番なし。4月末のカールスルーエ戦で復帰したが、今度はひざを負傷してしまい、シーズン残りの3試合も欠場した。

 林は、リーグ戦14試合で2得点2アシストに加えて、カップ戦では3試合で1得点1アシストを記録している。出場すればまずまずの結果を残していると言えそうだが、ニュルンベルクにしてみれば、得点力不足の問題を解決するために獲得したFWがこの結果では、満足できないだろう。

 本人にとってもケガなく1年を戦えていたら、という悔しい気持ちはあるはず。これまでのプロキャリアでケガでの長期離脱はなかっただけに、まずは再発の危険がない状態に戻したいところだ。